サウサンプトン、スコットランド代表SBマックス・ジョンストンに関心!評価額300万ポンドか

サウサンプトン、スコットランド代表SBマックス・ジョンストンに関心!評価額300万ポンドか West Ham United

今シーズン、プレミアリーグからチャンピオンシップへの降格が決定したサウサンプトンだが、最速でのプレミアリーグ復帰を狙っており、今夏の移籍市場に向けて新たな才能に目を光らせている。

英『Sky Sports』によると、ターゲットとなっているのは、オーストリア1部・シュトゥルム・グラーツで飛躍を遂げたスコットランド代表の若手右サイドバック、マックス・ジョンストンだ。右サイドの穴埋めとして同ポジションの即戦力候補をリストアップしている。

ジョンストンは、イングランド・ミドルズブラ出身ながら、スコットランドの育成システムで育った。ユース代表では年代別で活躍を見せ、2025年3月にはギリシャ戦でフル代表デビューを飾っている。

2023年夏にマザーウェルからシュトゥルム・グラーツへ移籍すると、即座にレギュラーの座を確保。加入1年目の2023-24シーズンにはリーグ戦20試合に出場し、13年ぶりのリーグ優勝とÖFBカップ制覇の二冠達成に大きく貢献した。

続く2024-25シーズンも好調をキープしており、国内リーグで22試合に出場して1ゴール5アシストを記録。右サイドを駆け上がるダイナミックなプレーで、攻撃面でも存在感を放っている。

チャンピオンズリーグの舞台でもピッチに立つと、グループステージで5試合に出場。残念ながら筋肉系の負傷により後半2試合を欠場したが、それまでのパフォーマンスは各国スカウトの目に留まるには十分だった。国際経験を着実に積み重ねており、若干21歳にして欧州各クラブが注目する存在となっている。

争奪戦勃発へ…評価額は約300万ポンドと割安感も

シュトゥルム・グラーツはジョンストンの評価額を約300万ポンドと設定。国際経験豊富な若手サイドバックとしては破格の値段で、移籍市場においては“お買い得”と見られている。すでにイタリアのアタランタ、ドイツのアウクスブルクや昇格組のハンブルガーSVが興味を示しており、かつてはQPRやストーク・シティもアプローチをかけていたという。

契約はあと2年を残しており、クラブ側としても強気な交渉姿勢を崩すつもりはない。だが、オファー次第では今夏の移籍も十分にあり得る状況だ。

サウサンプトンがジョンストンに目をつける背景には、右サイドバックの主力カイル・ウォーカー=ピータースとの契約問題がある。契約満了を迎える彼には、リーズ、ウェストハム、トッテナム、エヴァートンといった複数クラブが関心を示しており、今夏の退団が現実味を帯びている。

また、同じく右SBの日本代表DF菅原由勢にも国外クラブからの関心が報じられており、ジェームズ・ブリーがファーストチョイスを狙う中でも、選手層の強化は不可欠な課題となっている。そのようなチーム事情のなか、即戦力かつ将来性を兼ね備えたマックス・ジョンストンは理想的なターゲットと言えるだろう。

欧州の舞台で結果を残し、代表デビューも果たしたマックス・ジョンストン。サウサンプトンが彼をセント・メリーズに迎え入れることができれば、右サイドの将来を大きく左右する補強となるのは間違いない。