フリーでの獲得も現実味?リーズ・ユナイテッド、ニューカッスルの点取り屋カラム・ウィルソンに急接近!

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フリーでの獲得も現実味?リーズ・ユナイテッド、ニューカッスルの点取り屋カラム・ウィルソンに急接近! Leeds United

2024-25シーズン、チャンピオンシップで勝ち点100を獲得し、自動昇格で堂々とプレミアリーグの舞台へ舞い戻ったリーズ・ユナイテッド。ダニエル・ファルケ監督の下、鮮やかな復活を遂げたクラブが、早くも来季残留に向けた本格的な補強に動き出している。

そのターゲットの筆頭と報じられているのが、ニューカッスル・ユナイテッドに所属する元イングランド代表FWカラム・ウィルソン。プレミアリーグで実績を残してきたストライカーが、リーズの新たな得点源として白羽の矢を立てられている。

過去2シーズン、プレミアに昇格したクラブがいずれも1年で降格するという厳しい現実が続いており、リーズにとっても楽観視は禁物。現有戦力だけでは上位定着どころか残留も危ういと見られている。

ヨエル・ピルーがチャンピオンシップで19ゴールを挙げ得点王に輝いたものの、プレミアでの実績は未知数。さらに、ローンで加入していたマナー・ソロモンはトッテナムに復帰し、パトリック・バンフォードは昨季17試合無得点と不振。若手のマテオ・ジョセフやラルギー・ラマザニもトップレベルでは経験不足と言わざるを得ない。

そうした背景もあり、ニューカッスルで出場機会を失いつつある32歳のカラム・ウィルソンが注目の的になっている。ボーンマスとニューカッスルで積み上げてきたプレミア通算88ゴールの実績は、リーズにとって魅力以外の何物でもない。

ただし、今季は不振が続き、公式戦20試合に出場しながら先発はわずか2試合。FAカップでの1ゴールのみにとどまり、プレミアではいまだ無得点。本人も「キャリアで最悪のシーズン」と振り返るなど、コンディション面での不安も否めない。

度重なる怪我—特に背中やハムストリングのトラブル—がパフォーマンス低下に拍車をかけており、昨季も怪我や病気で23試合を欠場した実績がある。

イサクの台頭と契約状況が移籍実現の鍵に

ニューカッスルではアレクサンデル・イサクが完全に主力の座を確立。昨季は公式戦25ゴール、今季もすでに23ゴールを挙げており、ウィルソンが序列で後れを取るのも無理はない。

そんな中、ウィルソンの契約は2024-25シーズン終了で満了を迎える。クラブは1年の延長オプションを保有しているものの、選手側がレギュラー確約を求めて移籍を希望した場合、フリーでの退団を容認する可能性もあると報じられている。

リーズにとっては、移籍金なしで即戦力ストライカーを獲得できる千載一遇のチャンスだ。財政面の圧迫が少ない点も、理にかなった補強と言えるだろう。

ウィルソンに加え、リーズは同じくニューカッスル所属のMFショーン・ロングスタッフにも関心を示しているとされる。契約が残り1年という状況もあり、移籍金は約1,200万ポンドと見積もられている。

さらに、レスター・シティを退団するジェイミー・ヴァーディ、エヴァートンのベト、そしてトロイ・パロット(AZ)、キャメロン・アーチャー(サウサンプトン)、エヴァン・ファーガソン(ブライトン)といった、世代や特徴の異なるストライカーたちも補強候補にリストアップされている模様だ。

経験と得点力を併せ持つウィルソンの加入は、リーズにとってまさに“残留請負人”のような存在になり得る。ただし、コンディション面の不安は付きまとう。リスクとリターンを天秤にかけながら、クラブは難しい判断を迫られることになるだろう。