マンチェスター・シティ、中盤刷新に向けて動く?ベルギー “MVP” ヤシャリに熱視線!

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マンチェスター・シティ、中盤刷新に向けて動く?ベルギー “MVP” ヤシャリに熱視線! Manchester City

プレミアリーグ王座奪還を目指すマンチェスター・シティが、ベルギーリーグで圧巻のパフォーマンスを披露した逸材に注目している。名前が挙がっているのは、クラブ・ブルージュでプレーするスイス代表MFアルドン・ヤシャリ。

22歳にしてジュピラー・プロ・リーグの年間最優秀選手に輝いた若き才能は、欧州の複数クラブの関心を集めているが、中でもシティが獲得レースで優位に立っているとの見方が強まっている。

ベルギー紙『Gazet van Antwerpen』によれば、マンチェスター・シティはすでにヤシャリの代理人と予備的な接触を済ませており、今夏の補強リストに名を連ねている模様だ。

新たにスポーツディレクターに就任したウーゴ・ヴィアナが、テクニカルディレクターのテクシキ・ベギリスタインとともに進めるチーム再編計画の一環として、将来的な中盤の柱として白羽の矢を立てた格好。

昨季のシティは、チャンピオンズリーグ出場権こそ確保したものの、プレミアリーグではリバプールに王座を譲る形となった。その反省を踏まえ、複数ポジションでのテコ入れが検討されており、中でも中盤の刷新が急務とされている。

ケビン・デ・ブライネが退団。イルカイ・ギュンドアン、ベルナルド・シウバ、マテオ・コヴァチッチといったベテラン勢の後継者探しは、クラブの喫緊の課題と言えるだろう。

年間MVP受賞の22歳、スイス出身の守備的MFに世界が注目

アルドン・ヤシャリは、2024年7月にFCルツェルンからクラブ・ブルージュへ移籍し、デビューシーズンながら一気に主力の座を確保。52試合に出場し、4ゴール6アシストというスタッツを記録。守備的MFながら攻撃にも関与する万能性が高く評価されている。

プレースタイルとしては、ボール奪取能力に優れ、的確なパスで試合のリズムを作り出すタイプ。自陣深くからのビルドアップにも貢献できるため、ペップ・グアルディオラの戦術にもマッチすると見られている。実際にシティは、中盤に新たなエネルギーとバランスをもたらす存在として、彼の獲得を真剣に検討しているという。

ヤシャリには、ドイツのボルシア・ドルトムントやバイエル・レバークーゼンも関心を示しているが、本人はあくまでトップクラブでのプレーを希望しているとされ、中堅クラブへの移籍には消極的な姿勢を見せている。そのため、移籍市場ではシティが一歩リードしている状況だ。

移籍金については、クラブ・ブルージュが彼の市場価値を3500万ユーロ以上と設定しており、実際には過去最高額だったシャルル・デ・ケテラエルのミラン移籍(3750万ユーロ)を上回る金額が求められる可能性がある。2029年まで契約を延長していることからも、クラブは簡単に手放すつもりはないだろう。

現時点では、ヤシャリ本人がベルギーでの生活に満足しているという情報もあるが、今後トップクラブからの正式オファーが届けば、状況は大きく変わる可能性がある。

果たしてこのスイス代表MFが、来季エティハド・スタジアムでプレーする姿を見ることができるのか。マンチェスター・シティの中盤再編とともに、移籍市場の行方に注目が集まる。