ノッティンガム・フォレスト、ヴァグノマン獲得に動く!欧州大会を見据えた右SB補強に本腰

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ノッティンガム・フォレスト、ヴァグノマン獲得に動く!欧州大会を見据えた右SB補強に本腰 Nottingham Forest

2024-25シーズン、UEFAカンファレンスリーグ出場権を獲得したノッティンガム・フォレストは、欧州の舞台に向けて着々と補強プランを進行中だ。ヌーノ・エスピリト・サント監督の続投が現実味を帯びる中、クラブを支えるエヴァンゲロス・マリナキス氏の後ろ盾もあり、積極的な選手獲得が予想される。

その中で浮上してきたのが、VfBシュトゥットガルトに所属するドイツ人右サイドバック、ヨシュア・ヴァグノマンの名前だ。ブンデスリーガで鍛え上げられた24歳の実力者に対し、フォレストは本格的な関心を示しており、移籍成立への動きが加速しつつあると、独『Kicker』が報じた。

今シーズン、フォレストのフルバック陣は奮闘。右のオラ・アイナ、左のネコ・ウィリアムズという布陣が主軸を担ったものの、控え選手層には不安が残り、バックアップ体制の再構築は不可避な状況。

ヴァグノマンのように右サイド全般でプレー可能な選手の補強は、クラブのスカウティング部門にとっても最優先事項となっている。攻守の両面で高いパフォーマンスを発揮するヴァグノマンは、システムへの順応性も高く、フォレストのようなプレミアリーグ中堅クラブにとっては理想的な存在だろう。

さらに彼は昨季、公式戦35試合に出場。チャンピオンズリーグでの7試合を含む経験を持ち、ブンデスリーガの過酷なスケジュールの中でも安定したパフォーマンスを維持してきた。守備の堅実さに加え、ここ9ヶ月間で5ゴールに絡むなど、攻撃面でも決して軽視できない武器を持っている。

シュトゥットガルトとの契約は2026年まで残っているものの、現地報道では延長交渉が進展していないとされる。その理由の一つが、ヴァグノマンの年俸の低さだ。クラブ内でも比較的低水準の報酬に留まっており、選手本人は現行契約のままでの残留には乗り気でない様子だ。

さらにクラブ側も、これまでの負傷歴を考慮して高額の新契約には慎重な立場を取っている。実際にシュトゥットガルトは、レンヌに所属するロレンツ・アシニョンの獲得に向けた交渉を進めており、ヴァグノマンを放出する前提で動いている可能性が高い。

こうした状況は、ノッティンガム・フォレストにとっては大きなチャンスとなる。他クラブの動きが鈍い今、フォレストが先手を打って獲得を目指すことで、競争を避けた価格での移籍成立が現実味を帯びてくる。

欧州カンファレンスリーグでの躍進へ向けた第一歩となるか

ノッティンガム・フォレストにとって、ヴァグノマンのような即戦力の獲得は、新シーズンのカンファレンスリーグでの挑戦に弾みをつける重要なステップとなるだろう。右サイドの厚みを増すだけでなく、戦術の幅や選手層の充実といった面でも大きな効果が見込まれる。

ブンデスリーガでの実績、欧州舞台での経験、そしてまだ成長途上にある24歳という年齢。あらゆる点で将来性と即戦力を兼ね備えたヴァグノマンの獲得は、今夏の移籍市場における戦略的補強と呼べるものになるかもしれない。