ブレントフォード、オランダの神童ミランボ獲得に本腰…交渉は最終局面へ

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ブレントフォード、オランダの神童ミランボ獲得に本腰…交渉は最終局面へ Brentford

今夏の移籍市場で注目を集める若き才能、アントニ・ミランボ。オランダの名門フェイエノールトで頭角を現した20歳の攻撃的ミッドフィルダーに対して、プレミアリーグのブレントフォードがついに正式オファーを提示し、交渉は最終局面を迎えつつある。

蘭『1908.nl』が伝えるところによれば、提示された金額は固定で1900万ユーロ、さらにボーナスとして300万ユーロが加わる内容。総額最大2200万ユーロに達するビッグディールとなる可能性がある。ミランボ側はすでに個人条件で合意に達しており、あとはクラブ間の交渉を残すのみだ。

現時点でフェイエノールトが要求しているのは2500万ユーロ前後とされており、ブレントフォード側の提示額との差はわずか。関係者の間では楽観的なムードが広がっており、交渉が成立する可能性は日に日に高まっている。

アントニ・ミランボは、フェイエノールトのアカデミー出身の生え抜きで、2021年にわずか16歳でトップチームデビュー。以降、公式戦60試合に出場し、8ゴール9アシストと着実に結果を残してきた。テクニックに加え、攻撃的ポジションでの創造力に優れたミランボは「オランダの宝石」と称され、将来のスター候補として高い評価を受けている。

ブレントフォードにとって、この逸材の獲得は中盤強化の切り札となる。しかも、移籍が実現すれば、ミランボは現在の4.5倍の年俸を手にするとも言われており、本人にとってもプレミアリーグ挑戦は魅力的なオプションだ。すでにブレントフォードの施設を訪問済みで、その後に個人合意に至った背景からも、本人の意思が移籍に傾いていることは明白だ。

ここ数ヶ月にわたって続いてきたミランボの未来は、いよいよ終着点が見え始めている。フェイエノールト側も売却に前向きな姿勢を見せつつあり、取引成立は時間の問題とみられている。

オランダ国内では一時、フェイエノールトが売却拒否の姿勢を見せていたことや、選手側が移籍に対し不安を抱いているといった報道もあった。しかし、正式オファーの到着を受けて、事態は一気に加速。移籍成立に向けたカウントダウンが始まったといっていいだろう。

プレミアリーグの舞台に足を踏み入れようとしているミランボ。その一挙手一投足が、今後の移籍市場の中でさらなる注目を集めるのは間違いない。