ニューカッスル、若き守護神トラッフォード獲得に本腰!ポープとの競争が火花を散らすか

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ニューカッスル、若き守護神トラッフォード獲得に本腰!ポープとの競争が火花を散らすか Newcastle United

移籍市場が徐々に熱を帯び始めるなか、ニューカッスル・ユナイテッドが一人の若手守護神に照準を合わせている。狙いを定めたのは、バーンリーに所属する22歳のイングランド代表ゴールキーパー、ジェームズ・トラッフォードだ。

英『The Times』の報道によれば、クラブはすでに獲得に向けて本格的な動きを始めており、エディー・ハウ監督が強く求めているターゲットとされている。ニューカッスルは今季、さらなる高みを目指すべく、ピッチ内外での強化を推進している。その一環として挙げられているのが、トラッフォードのような次代のNo.1候補の補強だ。

トラッフォードは2023年にマンチェスター・シティからバーンリーへ完全移籍。移籍金は初期費用だけで1500万ポンドとされており、当時としては異例の高額取引だった。だが、それに見合う活躍を初年度から披露。

チャンピオンシップで驚異の29クリーンシートを記録し、バーンリーのプレミアリーグ昇格に貢献した。この記録はイングランドサッカーの1シーズンにおける最多タイとなる快挙であり、彼の評価を一気に押し上げた。

その才能に目をつけたニューカッスルは、すでに2500万〜3000万ポンドのオファーを準備中とされ、バーンリーとの交渉が水面下で進んでいる模様。彼がチームに加われば、現守護神であるニック・ポープとのポジション争いが熾烈を極めるのは必至だ。

ポープ自身もイングランド代表歴を持つ実力者であり、2022-23シーズンにはニューカッスルをカラバオカップ制覇とチャンピオンズリーグ出場に導くなど、クラブの歴史的躍進に貢献した。しかし今シーズンは負傷離脱もあり、安定感にやや陰りが見え始めている。そんななかでの若手台頭は、まさに絶妙なタイミングだと言える。

移籍戦略の転換と未来への布石

実は、トラッフォードの名前は昨夏にもニューカッスルのリストに挙がっていた。だが当時はプレミアリーグのPSR(収益性・持続可能性規則)に絡むリスクを警戒し、大型補強には踏み切れなかった。

しかし、今夏は状況が一変。過去2回の移籍市場で選手層を整理してきたことが功を奏し、PSR違反のリスクは大幅に軽減された。そのため、今季は無理な放出に頼らずとも的確な補強が可能となっている。クラブはすでに若手右SBや前線のタレントも含めて、計4名の補強を目指しているとされ、戦力アップに向けた動きが活発化している。

トラッフォードはその中でも“将来性”と“即戦力”を兼ね備えた存在。すでに最新のイングランド代表メンバーにも名を連ねており、ジョーダン・ピックフォードに挑むポジションに最も近い逸材と見られている。

今後、交渉が順調に進めば、トラッフォードはサン・ジェームズ・パークに新たな風を吹き込むことになるだろう。ベテランと若手の競争がもたらす相乗効果は、ニューカッスルにとって極めて重要な要素となる。