エバートンが狙うタミー・エイブラハム…プレミア復帰を望む元チェルシーストライカーに熱視線

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エバートンが狙うタミー・エイブラハム…プレミア復帰を望む元チェルシーストライカーに熱視線 Everton

プレミアリーグの移籍市場が本格化する中、エバートンが新たなストライカー獲得に動き出している。ドミニク・カルバート=ルーウィンの退団により、前線の主軸を失った古豪は、得点力の再構築を最優先課題に掲げており、その中で注目を集めているのが、ローマに所属する元チェルシーのタミー・エイブラハムだ。

ローマでの去就が不透明な同選手には、プレミアリーグからの関心が集中。エバートンの他にも複数クラブが争奪戦に名乗りを上げており、熾烈な競争が幕を開けようとしている。

長年チームの最前線を支えてきたカルバート=ルーウィンが契約満了によりクラブを離れ、フォワード陣の選択肢が著しく減少したエバートン。ベトに一定の評価はあるものの、得点の安定感に欠ける現状では、新シーズンを任せるには不安が残る。

アンガス・キニアーCEOとデビッド・モイーズ監督は既に動きを見せており、ビジャレアルのティエルノ・バリーにも興味を持っているものの、本命はあくまでタミー・エイブラハム。プレミアリーグで通算30得点超を記録した実績と、まだ27歳という年齢は、大きな魅力として映っている。

一方、ローマに復帰したエイブラハムは、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ新監督の構想に入るかどうかが鍵を握る。新指揮官はアルテム・ドフビクやエルドル・ショムロドフの去就と並行してエイブラハムを評価しており、プレシーズンでのパフォーマンス次第では構想に残る可能性も否定できない。

しかし、当の本人はプレミアリーグ復帰を強く望んでいると報じられており、代理人もその実現に向けて動いている。本人の意思が大きな交渉材料となるのは間違いなく、今後の展開から目が離せない。

エバートン以外にも、タミー・エイブラハムにはウェストハム・ユナイテッド、リーズ・ユナイテッド、アストン・ヴィラ、そしてニューカッスル・ユナイテッドの計5クラブが関心を寄せているとされている。いずれも前線の強化を狙っており、実績あるイングランド人ストライカーの争奪は激しさを増すばかりだ。

とはいえ、移籍実現のタイムラインはまだ見えてこない。エイブラハムは夏の休暇を経て7月初旬にプレシーズンへ合流する予定であり、ローマでの未来はガスペリーニ監督の判断次第となる。そのため、エバートンをはじめとする関係クラブは、状況が動くその瞬間を辛抱強く待つしかないのが実情だ。

モイーズ監督も自身の休暇中ながら、補強に向けての準備を怠ってはいない。ヒル・ディキンソン・スタジアムへの移転を控えたエバートンにとって、新たなストライカー獲得はクラブの未来を左右する極めて重要なピースであり、妥協は許されない。

果たしてエバートンは、プレミア復帰を目指すエイブラハムを説得し、前線の軸として迎え入れることができるのか。