トルコの名門ガラタサライが、ヨーロッパ中の注目を集める大型補強を進めている。今夏の移籍市場で話題となっているのは、プレミアリーグ王者マンチェスター・シティに所属するポルトガル代表MF、ベルナルド・シウバの獲得に向けた動きだ。
ガラタサライはすでに元シティ戦士レロイ・サネをフリーで迎え入れており、今回のベルナルド・シウバ獲得への動きは、さらなるインパクトを与えるビッグニュースとなる可能性がある。
ガラタサライの補強戦略は、ここ数年で大きく変化している。すでに昨年には元シティ主将イルカイ・ギュンドアンの獲得にも動いていたとされ、現在はベルナルド・シウバへの関心が報じられている。トルコメディア『Fanatik』によれば、交渉はすでに決定的な段階にあるとされ、ガラタサライは1000万ユーロの年俸を提示するなど、獲得に向けた準備を本格化させている。
シウバはマンチェスター・シティにとって欠かせない存在であり、ペップ・グアルディオラ監督の下でチームの中心的な役割を担ってきた。とはいえ、契約は残り1年となっており、本人もかねてより新たな挑戦を希望しているという噂は絶えない。
マンチェスター・シティは中盤にラヤン・シェルキとタイアニ・ラインデルスの補強が決定したこともあって、シウバ放出の可能性が高まりつつあるとのこと。
一方で、この移籍にはもう一つの対抗馬が存在する。サウジアラビアの強豪アル・ヒラルも、ベルナルド・シウバ獲得に強い関心を示しており、金銭面ではガラタサライを大きく上回るオファーを提示する準備があるとされる。
それでも、ガラタサライにはヨーロッパでの競争力と、チャンピオンズリーグの舞台という強みがある。サネとの再会という魅力的な要素も含め、シウバにとっては現役キャリアの終盤を飾るにふさわしい選択肢となり得るだろう。