アストン・ヴィラがハーヴェイ・エリオット獲得へ本腰!リバプール中盤の逸材に3000万ポンド

スポンサーリンク
アストン・ヴィラがハーヴェイ・エリオット獲得へ本腰!リバプール中盤の逸材に3000万ポンド Aston Villa

リバプールで出番に恵まれないイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットの去就に注目が集まっている。22歳の若武者を巡る争奪戦で、アストン・ヴィラが一歩リードしていると報じられており、その移籍金は3000万ポンドに達する可能性がある。

2019年夏にフラムから加入し、ここまでリバプールで公式戦147試合に出場。EFLカップ2回、FAカップ1回、そして2024年にプレミアリーグ優勝を経験したハーヴェイ・エリオットは、確かな実績を残してきた。しかし今季のリーグ戦では出場18試合中、先発はわずか2試合と限定的な起用にとどまっており、自身のキャリアに新たなステップを求める可能性が高まっている。

アルネ・スロット監督のもとでスタイルが変化しつつあるリバプールだが、中盤にはアレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライ、ライアン・フラーフェンベルフ、カーティス・ジョーンズら実力者が居並び、さらにバイエルン・レバークーゼンのフロリアン・ヴィルツの加入も秒読みとされている。エリオットにとって、来季も限られた出場時間となることは避けられないかもしれない。

現在スロバキアで開催中のU-21欧州選手権に参加しているエリオットは、『キャリアの歳月を無駄にしたくない。リバプールを愛しているが、自分にとって何がベストかを考えたい』と英『Birmingham Live』を通じて心境を明かしており、移籍の可能性を否定していない。

攻撃的MFを主戦場としつつ、右ウイングやインサイドハーフでもプレー可能な彼は、テクニックと勤勉さ、視野の広さを兼ね備える貴重な存在だ。そんなエリオットを巡り、いくつかのクラブが水面下で動きを見せている。

エリオット獲得レースで先頭を走るのがアストン・ヴィラだ。英『The Sunday Mirror』の報道をによれば、ウナイ・エメリ監督は来季の中盤強化を最大の補強ポイントと位置付けており、エリオットはその中核を担う可能性がある。

ヴィラは昨季、マンチェスター・ユナイテッドとの激しいトップ4争いの末にチャンピオンズリーグ出場を逃したが、野心的な補強姿勢は揺るがない。中盤ではジェイコブ・ラムジーに他クラブからの関心が寄せられており、ユーリ・ティーレマンスやブバカル・カマラの去就も不透明なままだ。

また、モーガン・ロジャースやアマドゥ・オナナといったターゲットを追いながらも、エリオットという即戦力かつ将来性を備えた人材への評価は高い。リバプールが設定する3000万ポンドの移籍金は決して安くはないが、長期的な視野に立てば費用対効果は十分に見込める補強となる。

他にも、ニューカッスル・ユナイテッド、ブライトン、ボルシア・ドルトムント、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴァーハンプトンといったクラブも興味を示しており、イタリア勢の関心も依然として消えていない。

ハーヴェイ・エリオットは、リバプールという巨大クラブで育成され、数々のタイトルを経験した。しかし、プロとしてさらなる成長を求める年齢に差し掛かっており、より大きな責任と出場機会を求める気持ちは理解できる。

リバプールにとっては痛手となる一方、アストン・ヴィラにとってはチームを一段上のステージへ押し上げる鍵となる補強となるかもしれない。彼の決断は、来季のプレミアリーグ勢力図に少なからぬ影響を与えることだろう。