ベルナルド・シウバが下した決断…マンチェスター・シティ残留に傾く!?

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ベルナルド・シウバが下した決断…マンチェスター・シティ残留に傾く!? Manchester City

プレミアリーグで頂点を争うマンチェスター・シティにおいて、ベルナルド・シウバが2025-26シーズンもエティハド・スタジアムに残る決断を下した。過去数シーズンにわたり移籍の噂が絶えなかったポルトガル代表MFだが、今夏も残留を選択。さらに、ペップ・グアルディオラ監督から新キャプテンの一人としてリーダーシップグループに任命されるという新たな重責を背負うこととなった。

クラブ・ワールドカップの開幕を控えたアメリカ・フィラデルフィアで語られた言葉は、シウバの意思をはっきりと示していた。「今シーズンは間違いなくマン・シティに留まる」と語ったその声には、揺るぎない決意が込められていた。

アル・ヒラルなど複数のクラブからの関心が報じられた今夏だが、それらを退けたうえでの残留は、ファンにとってまさに朗報と言える。

シウバの契約は残り1年。将来的な去就について明言は避けつつも、「今はシティのために集中してプレーすることがすべて」と語るその姿勢は、チーム内での信頼をより一層深めている。グアルディオラ監督は今シーズン、キャプテンの選出方法にも変化をもたらした。例年は選手の投票によって決まっていたキャプテン選出だが、2024-25シーズンの結果に不満を抱いた指揮官は、自ら4名を指名する決断を下した。

その4名とは、ベルナルド・シウバ、ルベン・ディアス、ロドリ、そしてアーリング・ハーランド。中でもグアルディオラ監督はシウバを信じられないほどの存在と形容し、8年間にわたって常にピッチで手本を示してきた選手と絶賛している。

キャプテン就任はシウバにとって決して初めての経験ではない。昨季もカイル・ウォーカー、ケビン・デ・ブライネらとともにリーダーシップグループの一員を務めており、指揮官からの信頼は揺るぎない。そこに新たに加わったのが、24歳のストライカー、アーリング・ハーランドだ。

加入からわずか2年でシティの中心選手となったハーランドは、すでに公式戦142試合121ゴールという驚異的な成績を残している。今年1月に締結した10年契約も、クラブと選手双方の未来への確信を象徴するものだ。グアルディオラ監督も彼を「信じられないほど尊敬されている存在」と称賛し、「やがてこのクラブの主将となる」と語るなど、長期的なキャプテン像としての期待を明言している。

シウバは2017年にモナコから加入して以来、通算404試合に出場し、71ゴール72アシストを記録。6度のプレミアリーグ優勝、そして念願のチャンピオンズリーグ制覇にも貢献しており、名実ともにクラブの象徴的存在となっている。昨季もリーグ戦33試合に出場し、守備面でもボールリカバリー3.2回、タックル1.7回というデータから見ても、攻守両面で中盤の柱として機能していたことがわかる。

ペップ・グアルディオラ体制の下で、今なお進化を続けるマンチェスター・シティ。その未来を支える柱として、ベルナルド・シウバがリーダーシップを発揮するシーズンが、まもなく幕を開ける。クラブの一時代を築き上げた男が、今再び新たな挑戦に臨もうとしている。