トッテナムが狙うデンマークの快速ウインガー、グスタフ・イサクセン獲得を狙う!?

トッテナムが狙うデンマークの快速ウインガー、グスタフ・イサクセン獲得を狙う!? Tottenham Hotspur

今夏の移籍市場で再始動を図るトッテナム・ホットスパー。新たにチームを託されたトーマス・フランク監督の下で、クラブは新戦力の確保に本腰を入れ始めている。そのなかで最も注目されているのが、セリエAのラツィオに所属するグスタフ・イサクセンだ。

ブレントフォード時代から同選手に注目してきた指揮官は、トッテナムにおいても彼を獲得リストの最上位に位置づけているとされる。伊『La Lazio Siamo Noi』は、スパーズが今後数日以内に正式なオファーを提示する可能性を報じており、移籍交渉の行方が大きな注目を集めている。

トーマス・フランク監督が昨夏にもイサクセン獲得を熱望していた事実からも、彼への評価の高さがうかがえる。ブレントフォードでは実現しなかったこの補強が、プレミアリーグの舞台でようやく結実するかもしれない。

ラツィオ側は、イサクセンの売却に際して2500万〜3000万ユーロ程度を希望しており、クラブとしては現実的な価格帯に設定しているようだ。クラブ側も今夏の放出を視野に入れており、移籍交渉に柔軟な姿勢を見せている。

注目すべきは、移籍の舞台裏にあるプライベートな要素だ。グスタフ・イサクセンの恋人であるオリヴィア・ホルトは、すでにトッテナム・ウィメンでプレーしており、ロンドンでの再会が現実味を帯びてきている。

彼自身が「恋人と同じクラブでプレーしたい」という願望を過去に口にしていたことからも、今回の移籍においてこの要素が重要な要因となっている可能性は否定できない。

24歳のウインガーは、昨季ラツィオで公式戦6ゴール6アシストを記録。左右のサイドをこなす柔軟性に加え、トップ下でもプレー可能という汎用性の高さが武器だ。身体能力とスピード、そして局面を打開する個の力は、プレミアリーグでも通用する下地を十分に備えている。

一方で、トッテナムはウィルソン・オドベールを構想外と見なしている可能性があり、イサクセンがそのポジションを埋める選手として具体的に検討されているようだ。移籍金の額を考慮すれば、長期的な視点で見たときに決して高額な投資とは言えない。

ラツィオは、イサクセンが退団した場合の代役として、パルマ所属のデニス・マンをリストアップしていると報じられており、補強に向けた動きも加速しつつある。

トッテナムがこのデンマーク人ウインガーの獲得に成功すれば、新体制の象徴的な補強となるだろう。戦術的な適合性に加え、個人的なモチベーションも加味されたこの移籍劇が、クラブに新たな風を吹き込むことになるのだろうか。