アーセナルがノニ・マドゥエケに関心か!?チェルシーからの強奪に動く可能性も

アーセナルがノニ・マドゥエケに関心か!?チェルシーからの強奪に動く可能性も Arsenal

ロンドンに拠点を置くアーセナルが、同じ街のライバルであるチェルシーからノニ・マドゥエケの獲得を狙っていると報じられている。移籍市場の幕開けを前に、プレミアリーグの勢力図を揺るがす動きが水面下で進行しているようだ。

イングランド代表歴も持つウィンガー、ノニ・マドゥエケ。昨季のチェルシーでは公式戦42試合に出場し、11ゴール5アシストという好成績を記録しており、エンツォ・マレスカ体制でも主力候補と目されていた。

だが、クラブ内部では状況が少しずつ変わってきている。英『Football.London』は、チェルシーが引き続き大型補強を推し進めており、その影響でマドゥエケが序列を下げるリスクが高まっていると指摘。

昨季終盤にはペドロ・ネトが右サイドで定位置を奪い、マドゥエケは左サイドでの起用が増えていた。また、クラブがボルシア・ドルトムントのジェイミー・ギッテンズ獲得に関心を示していることも報じられており、ポジション争いがさらに激化するのは避けられそうにない。

このような不透明な立場を受け、アーセナルが獲得に乗り出す可能性が浮上している。『Goal』によると、ミケル・アルテタ監督はマドゥエケのプレースタイルに強く惹かれており、攻撃のバリエーションを増やすターゲットとして注目しているとのことだ。

現時点でチェルシーは選手の売却を公にしておらず、アーセナルからの正式なオファーも確認されていない。しかし、過去にニューカッスルがマドゥエケに関心を示していた経緯があることを考えると、複数クラブが動向を注視しているのは確かだ。

ロンドンを本拠地とするチェルシーとアーセナルは、激しいライバル関係にある一方で、過去には何度も選手の行き来があった。直近ではカイ・ハヴァーツとジョルジーニョがチェルシーからアーセナルへと移籍。いずれも即戦力としてチームに貢献しており、両クラブ間の移籍交渉が成立する土壌が整っていることを示している。

アーセナルは今夏、ウィンガーの補強を優先課題としており、これまでにもニコ・ウィリアムズやレアル・マドリード所属のロドリゴらが噂に挙がってきた。その中でマドゥエケの名前が浮上したことは、クラブが多角的にターゲットをリストアップしている証でもある。

一方、チェルシーとしてはマドゥエケを急いで放出する理由は見当たらないが、今後さらなる補強が進んだ場合、バランスを取る形で放出に踏み切る可能性は否定できない。特に、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の観点からも選手整理が求められる中、ライバルクラブへの放出という異例の決断が下されることもあり得るだろう。