リーズ・ユナイテッド、フランスの19歳MFアタンガナ獲得に本腰!エバートン&パレスと三つ巴の争奪戦に突入か

リーズ・ユナイテッド、フランスの19歳MFアタンガナ獲得に本腰!エバートン&パレスと三つ巴の争奪戦に突入か Crystal Palace

2025年夏の移籍市場が加熱する中、プレミアリーグに復帰するリーズ・ユナイテッドが、新たな中盤の強化に向けてフランスの若き才能に注目している。スタッド・ランスで頭角を現したヴァランタン・アタンガナに対し、リーズは獲得への動きを本格化させており、エバートンやクリスタル・パレスとの争奪戦に突入していると、英『Give Me Spor』tが報じている。

1年でのプレミア復帰を果たしたリーズ・ユナイテッドにとって、残留という次なる目標に向けた準備は急務となる。特に過去2シーズンを振り返れば、昇格クラブが1年で再降格するケースが続いており、ダニエル・ファルケ監督は同じ轍を踏まぬよう戦力の上積みに全力を尽くしている。

中でも指揮官が注目しているのが中盤の補強だ。スロベニア代表MFジャカ・ビヨルの加入に続き、さらに層を厚くするための次なるターゲットとして、19歳のアタンガナが浮上。スタッド・ランスに所属し、今季リーグ・アンで降格の憂き目に遭いながらも躍動感あるプレーで評価を高めたこの若手に対して、リーズは獲得の優先度を高めている。

報道によれば、移籍金はおよそ900万ポンドとされており、若手有望株としては比較的リーズナブルな価格帯に収まっている。プレミアリーグで出場機会を得られる可能性も高いと見られており、クラブにとっても選手にとっても魅力的な条件が揃っている。

ライバルはエバートンとクリスタル・パレス…アタンガナを巡る攻防戦

リーズの動きに対抗する形で、プレミアリーグ中位に位置するエバートン、そして近年若手育成に注力するクリスタル・パレスもこの逸材に熱視線を送っている。両クラブともに安定したプレミアリーグ残留実績を持ち、選手にとってはより安全な選択肢とも言えるかもしれない。

とはいえ、リーズが提示できる武器は他クラブとは異なる。昇格クラブという立場だからこそ与えられる出場機会の多さ、そしてトップリーグで自らの名を確立するチャンスは、若きアタンガナにとってキャリアの飛躍を後押しするものとなる。

なお、エバートンとパレスも迅速な契約締結に動いているとされ、今後の交渉はスピードと説得力が鍵を握ることになりそうだ。

ファルケ監督は、この夏での補強を成功させることで、プレミアリーグの荒波に立ち向かう準備を着々と進めている。ジャカ・ビヨルに加え、ヴァランタン・アタンガナのような若き才能が中盤を支えることができれば、昇格クラブとしては異例の安定感を誇るシーズンとなるかもしれない。

リーズ・ユナイテッドは果たしてこの争奪戦を制し、フランスからやってくる19歳の新星をエランド・ロードに迎え入れることができるのか。