トラッフォード獲得間近のニューカッスル、ニック・ポープの動向に、バーンリーとリーズが注目

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トラッフォード獲得間近のニューカッスル、ニック・ポープの動向に、バーンリーとリーズが注目 Burnley

プレミアリーグの夏の移籍市場が本格化する中、ニューカッスル・ユナイテッドが守護神の入れ替えに踏み切る可能性が高まっている。エディー・ハウ監督が新たに注目しているのは、バーンリーに所属する若きゴールキーパー、ジェームズ・トラッフォードだ。

イングランド代表歴を持ち、近年その存在感を高めている21歳の守護神は、今夏にセント・ジェームズ・パークの門を叩く最有力候補とされており、英『TEAMtalk』によれば移籍金は約3000万ポンドに達する見込みだという。

トラッフォードは昨夏にマンチェスター・シティからバーンリーに加入したばかりだが、同クラブでの活躍ぶりはニューカッスルのスカウト陣の評価を着実に引き上げてきた。これまで1年以上にわたり水面下で交渉が続いていたとされ、選手本人もプレミア上位クラブへのステップアップを希望していると伝えられている。

チェルシーも動向を探っているものの、トラッフォード獲得レースではニューカッスルが優位に立っており、すでにバーンリーと具体的な条件面での最終調整に入っていると見られる。若き守護神に対するハウ監督の信頼は厚く、長期的なチーム強化の一環として、クラブはこのタイミングでの補強を進めている。

ポープの退団は既定路線か…バーンリーとリーズが移籍先候補に

一方で、トラッフォードの加入が現実味を帯びる中、現在の正GKであるニック・ポープの立場は微妙なものになりつつある。32歳のイングランド代表GKは、負傷からの復帰を果たしたものの、出場機会を巡るクラブ内の競争激化に直面しており、移籍を選択肢に含めているという。

複数の英国メディアは、リーズ・ユナイテッドと古巣バーンリーがポープに関心を示していると報じている。リーズは正守護神イラン・メリエの売却を進めており、その後釜としてポープを含む3人のイングランド人GKを候補にリストアップしている状況。

一方のバーンリーは、2022年にポープをニューカッスルへ売却したクラブでもあり、再びターフ・ムーアのゴールを託すべく、復帰の可能性を模索しているとされる。現在のバーンリーは来季に向けて守備の再編が急務となっており、実績十分なベテランGKの復帰は戦力面でもクラブの安定化に寄与するはずだ。

興味深いのは、ニューカッスルがバーンリーとの間でトラッフォードの取引を進める中で、ポープの名前が交渉の一部として言及されたという点だ。もし双方の合意が進めば、いわゆるトレードに近い形での移籍成立となる可能性も否定できない。

なお、リーズがメリエを売却できなかった場合、この移籍連鎖にはまた別の展開が待っているかもしれない。ガラタサライやフェネルバフチェなどのトルコ勢がメリエに関心を示しているものの、選手本人が国外移籍に慎重であると伝えられており、最終的な結論は先送りされている。

ニューカッスルは今後48時間以内にもジェームズ・トラッフォードとの契約をまとめたい意向を持っており、早ければ今週中にも正式発表が行われる可能性が高い。その一方で、ニック・ポープの代理人もすでに複数クラブと接触しており、新天地確保に向けて活発な動きを見せている。

今後数日間での公式発表が期待される中、ニューカッスル、バーンリー、そしてリーズがどのような判断を下すのか。プレミアリーグを揺るがす守護神たちの移籍劇から目が離せない。