インテルで失意のシーズン、メフディ・タレミにノッティンガム・フォレストが関心

スポンサーリンク
インテルで失意のシーズン、メフディ・タレミにノッティンガム・フォレストが関心 Nottingham Forest

昨夏にセリエA王者インテルへ加入し、大きな期待を背負ってスタートを切ったイラン代表FWメフディ・タレミ。だが、現実はあまりにも厳しいものだった。かつてポルトで輝きを放っていたベテランストライカーは、イタリアでの初年度を3ゴールという低調な成績で終えることとなった。

その失望の余波は、クラブの放出方針という形で現れている。クリスティアン・キヴ監督の構想から外れたとみられる32歳のフォワードには、今夏の移籍市場で複数クラブが関心を寄せている。その中でも具体的な動きを見せているのが、プレミアリーグに所属するノッティンガム・フォレストだ。

伊『FCInterNews』によれば、ノッティンガム・フォレストはすでにタレミに関してインテルへ直接のコンタクトを取っており、オファーも提示済みとされている。

ヌーノ・エスピリト・サント監督が率いるこのクラブは、攻撃の強化を急務とし、今夏の市場でセリエAからの選手獲得に積極的な姿勢を示している。

ユヴェントスに所属するティモシー・ウェアや、スイス代表FWサミュエル・ムバングラにも興味を示しており、インテルのタレミもその補強リストの上位に名を連ねている模様だ。資金力のあるプレミア勢の中でも、フォレストは中堅クラブながら意欲的な補強戦略を展開しており、今季の残留争いを経てさらなる飛躍を目指している。

タレミの決断に注目、契約は2027年までも流動的な立場

『Transfermarkt』によると、メフディ・タレミの現在の市場価値は350万ユーロに設定されている。契約は2027年まで残っているが、インテルは高額な移籍金よりも戦力の整理を優先しているとも伝えられており、タレミ放出に前向きな姿勢を崩していない。

一方で、本人はまだインテル残留の希望を持ち続けているという。だが、今季43試合でわずか3ゴールという数字が現実であり、再びチャンスが巡ってくる保証はない。

新指揮官の下で再起を図る可能性もゼロではないものの、フォレストのように出場機会を確保できる新天地への移籍は、キャリア晩年を迎えるタレミにとって現実的な選択肢だろう。

もしイングランドでの挑戦を選ぶのであれば、それはポルト時代のような輝きを取り戻すための再出発となる。高い技術とインテリジェンスを持ち合わせたストライカーが、プレミアリーグの舞台でどれだけ通用するのか。その答えが示される日は、そう遠くないかもしれない。

今後の交渉の進展とともに、メフディ・タレミの決断に注目が集まる。