“900万ポンドの破格条項” エンディディ争奪戦が加熱!プレミア復帰か、中東移籍か

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“900万ポンドの破格条項” エンディディ争奪戦が加熱!プレミア復帰か、中東移籍か Everton

チャンピオンシップ降格の代償は、レスター・シティにとって想像以上に重いものとなりそうだ。ナイジェリア代表MFウィルフレッド・エンディディの契約には、プレミアリーグからの降格に伴い発動する解除条項が存在しており、その金額はわずか900万ポンド。

英『talkSPORT』の報道によれば、この破格の価格設定が今夏の移籍市場で複数クラブの関心を集めているという。

2017年にベルギーのヘンクからレスターに加入したエンディディは、8年半の間にクラブの心臓とも言える存在へと成長。攻守両面における高い能力と豊富な経験は、プレミアリーグ上位を目指すクラブにとって極めて魅力的な補強オプションとなる。

補強の必要性に迫られているクラブの一つがエヴァートンだ。契約満了によりアブドゥライェ・ドゥクレやアシュリー・ヤングが退団。さらに、マイケル・キーン、シェイマス・コールマン、キャルバート=ルーウィンらも契約最終年を迎えており、チームの刷新は急務だ。

中盤の厚みも課題となっており、イドリッサ・ゲイェの新契約は未決着のまま。ティム・イロエグブナムに関してはレンタル移籍の可能性も取り沙汰されている。そんな中、エンディディのようにプレミアの経験が豊富な守備的MFは、デイヴィッド・モイーズ監督の戦術においても即戦力として期待できる存在だ。

費用対効果を重視するマンチェスター・ユナイテッドも、エンディディの獲得に向けた動きを見せている。英『Football League World』によれば、昨夏にも関心を示していたクラブは、今夏もそのターゲットから外してはいないようだ。

ユナイテッドの補強戦略は明確で、ストライカーとセンターバックに予算の多くを投下する見込み。その一方で、週給7万5千ポンドとされるエンディディは、中盤の厚みを加える“堅実な選択肢”として浮上している。

エンディディの魅力は、その経験値と安定感にある。2024-25シーズンにはプレミアリーグで28試合に出場し、アシスト数は5を記録。ゴールこそなかったが、チャンス創出アクションでは4回の関与があり、中盤の潤滑油としての役割を忠実に果たしている。

ただし、移籍の障害となる可能性があるのは、サウジアラビアからの熱視線だ。サウジ・プロリーグのクラブが彼に対して“より良い個人条件”を提示しているとされ、今後の去就に少なからず影響を及ぼす可能性がある。