2025年夏の移籍市場が本格化する中、フラムが積極的な補強戦略を展開している。マルコ・シウバ監督のもとでプレミアリーグ定着を果たしつつあるロンドンのクラブは、さらなる飛躍を狙い、戦力の上積みに本腰を入れている。
アーセナルから2選手を一気に引き抜く動き、そして前線の得点力アップを目指したターゲットへの巨額オファー。今夏のクレイヴン・コテージには、これまでにない熱気が漂っている。
英『TEAMtalk』の報道によれば、フラムはアーセナルに所属するウィンガーのリース・ネルソンと、ウクライナ代表DFのオレクサンドル・ジンチェンコの2選手をリストアップしているという。
特にネルソンに対する関心は強く、フラムは昨季の短期間のローン期間中に見せた12試合のパフォーマンスを高く評価しており、完全移籍での獲得を目指している。アーセナル側もローンではなく完全売却に前向きな姿勢を見せており、選手自身も移籍に意欲的だと伝えられている。
一方のジンチェンコも今夏の退団が見込まれており、国内クラブへの移籍を希望している模様。フラムにとってはこのロンドン内での補強は地理的にも交渉的にもアドバンテージがある。ネルソンにはクリスタル・パレスも関心を寄せており、エベレチ・エゼの後釜として1000万ポンド相当の評価がなされている。
ネルソンとジンチェンコ、両者の獲得が実現すれば、フラムにとって攻守にわたる即戦力の獲得となることは間違いない。
ここまで目立った補強を実施できていないフラムだが、ここに来て、一気に戦力強化を進める可能性がある。はたして、フラムはアーセナルから将来有望株とウクライナ代表DFを迎え入れることができるのか？