マンチェスター・ユナイテッドがボルシア・ドルトムントMFフェリックス・ヌメチャに熱視線!

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マンチェスター・ユナイテッドがボルシア・ドルトムントMFフェリックス・ヌメチャに熱視線! Manchester United

中盤の再建を模索するマンチェスター・ユナイテッドが、新たなターゲットとしてボルシア・ドルトムントに所属する24歳のミッドフィールダー、フェリックス・ヌメチャに関心を寄せているとドイツ国内で報じられている。

独『Bild』の名物ジャーナリストであるクリスティアン・ファルク氏は、英『CaughtOffside』に寄せた独占レポートで、ユナイテッドがヌメチャの獲得に興味を示していると明かしている。

昨シーズン、ヌメチャはブンデスリーガとチャンピオンズリーグを含めて39試合に出場し、6ゴール3アシストを記録。ドルトムントのトップ4フィニッシュに貢献した。中盤の選手としてはまずまずのスタッツであり、今後の成長を見込んでの獲得であることは間違いないだろう。

しかし、獲得への道のりは平坦ではなさそうだ。ドルトムントは選手を手放す意思がないとされており、ファルク氏は同クラブが選手の残留を最優先に動いていることを強調している。過去にはアーリング・ハーランド、マヌエル・アカンジ、そしてジュード・ベリンガムといった若き逸材たちを失ってきたクラブとしては、今夏こそは主力流出を阻止したいのが本音だろう。

中盤の再建に取り組むユナイテッドとヌメチャの可能性

マンチェスター・ユナイテッドがヌメチャに熱視線を送る背景には、クラブの中盤に立ち込める不確実性がある。昨夏に加入したメイソン・マウントは負傷続きで本領を発揮できず、カゼミーロにはサウジアラビア移籍の噂が絶えない。

さらに、ルベン・アモリム監督の下で、若手のコビー・メイヌーが主力としてどれほど定着できるかも未知数だ。

そのなかで、マンチェスターに土地勘のあるヌメチャの名前がリストアップされたのは自然な流れかもしれない。マンチェスター・シティのアカデミー出身であり、英語も堪能。新天地への適応に時間がかかる心配は少ない。

ただし、彼が即戦力として中盤を劇的に改善できるかと問われれば、評価は分かれる。ヌメチャは守備よりも前進力に長けたタイプで、いわゆるプログレッシブなパスやドリブルで相手ブロックを切り崩すことに強みを持つ。一方で、守備面の指標ではカゼミーロやマヌエル・ウガルテに見劣りし、チャンスメイクの回数も限られている。

市場価値は2800万ユーロとされており、仮に獲得する場合は相応の移籍金が発生することは避けられない。ユナイテッドがこの金額を支払うだけの価値を彼に見出すかどうか、そしてドルトムントが説得に応じる余地があるのかが、今後の交渉の焦点となる。

この夏の移籍市場でヌメチャがプレミアリーグ復帰を果たすのか、それともドルトムントが再び主力を死守するのか。