昇格組リーズが動く!アンジェの司令塔アブデリに約24億円のオファー準備か

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昇格組リーズが動く!アンジェの司令塔アブデリに約24億円のオファー準備か Leeds United

来季プレミアリーグに復帰するリーズ・ユナイテッドが、今夏の補強に向けて本格的な動きを見せている。英『Football Insider』によると、リーズはリーグ・アンのアンジェでキャプテンを務めるアルジェリア代表MFヒマド・アブデリに対して、およそ1200万ポンドに及ぶオファーを準備しているという。

中盤の創造性を求めるダニエル・ファルケ監督の構想において、アブデリは重要な役割を担う存在と位置付けられているようだ。25歳のプレーメーカーは、2024-25シーズンの中盤戦力の軸としてスカウト陣が長らくマークしてきた逸材でもある。

アブデリは昨季、アンジェの主力としてリーグ戦32試合に出場し6ゴール1アシストを記録。フランスの1部リーグで14位フィニッシュに貢献した。その数字だけでは計れないのが、彼のプレーの真骨頂だ。

ヨーロッパのトップ7リーグの中で、最もプログレッシブなボールキャリーを記録。112回という驚異的な数字は、リヴァプールのフロリアン・ヴィルツやアストン・ヴィラのモルガン・ロジャーズをも上回っており、攻撃の起点として群を抜く存在感を放った。

今季の公式戦出場は36試合(うち先発32試合)、プレー時間は3,083分。6得点1アシストに加え、キャプテンとしての統率力も際立っていた。2018年11月にプロデビューして以来、フランスのトップ2リーグで173試合に出場してきた経験値も、昇格組にとっては大きな後ろ盾となる。

補強攻勢続くリーズ…ムニス獲得失敗の次の一手か

リーズはすでにルーカス・ヌメチャやジャカ・ビヨルとの契約に成功しており、補強の手を緩めていない。ただし、フラムのロドリゴ・ムニスに対して3200万ポンドのオファーを提示するも、これは拒否されたとされる。

ムニスがフラム残留に前向きであるとも言われ、クラブもリーズの関心に対して強気の姿勢を崩していない。こうした背景から、リーズがアブデリに注目を切り替えたことは、非常に現実的な戦略変更と言えるだろう。

ダニエル・ファルケ監督が求めるのは、中盤での圧倒的な支配力と、ゴールに直結するプレーを繰り出せるタレントだ。アブデリはその要件をすべて満たす数少ない存在であり、リーズにとって大きな戦力強化になり得る。

リーズの中盤に創造性を、そして攻撃にリズムをもたらすことが期待されるアブデリ。フランスで磨かれたテクニックとビジョンを携え、イングランドの地でどれほどのインパクトを残せるのか。今後の交渉の行方とともに、その動向に注目が集まっている。