トッテナム、守備の要ロメロの売却に断固拒否の姿勢!6000万ポンドを下回るオファーに応じず

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トッテナム、守備の要ロメロの売却に断固拒否の姿勢!6000万ポンドを下回るオファーに応じず Tottenham Hotspur

北ロンドンを拠点とするトッテナム・ホットスパーがひときわ強気な姿勢を示している。アトレティコ・マドリードから注目を集めるアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロに対し、クラブは6000万ポンド以上という強気の評価額を提示し、いかなる値下げ交渉にも応じない構えを崩していない。

英『The Telegraph』によれば、アトレティコはすでに正式な接触を行ったとされるが、トッテナム側は売却を強制されるつもりはないとして、断固とした拒絶の立場を貫いている。ロメロの契約はまだ2年残っており、クラブにとって売却の必要性は低い。

2022年のワールドカップ優勝メンバーであり、今やトッテナム守備陣の中心的存在でもあるロメロは、プレミアリーグでの負傷離脱を乗り越え、UEFAヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献。特に大会終盤の6試合すべてに先発出場し、3度のクリーンシートに貢献するなど、その存在感を改めて印象付けた。

加えて、新シーズンからチームを率いるトーマス・フランク監督は、ロメロの残留を最優先課題と位置づけており、クラブとしても補強よりも現有戦力の維持に力を注ぐ方針だ。ミッキー・ファン・デ・フェンとのセンターバックコンビはリーグ屈指の安定感を誇っており、新指揮官の下でさらに熟成が進むことが期待されている。

シメオネ監督のラブコールも実らず?ロメロの去就はこの夏の焦点に

一方で、ラ・リーガの強豪アトレティコ・マドリードも簡単には引き下がらない。ディエゴ・シメオネ監督は同じくアルゼンチン出身のロメロに強い関心を示しており、クラブはこの夏の最重要補強ターゲットとして動いているとされる。

だが、6000万ポンドという高額な評価は、アトレティコの財政状況を考慮すれば一筋縄ではいかない。仮にロメロがスペイン移籍に意欲を見せたとしても、金銭面でのハードルが高く、現実的な移籍成立には至らない可能性が高い。

トッテナムは新シーズン、チャンピオンズリーグでトーナメントを勝ち抜くため、戦力の維持と上積みを両立させる重要な時期を迎えている。守備陣の柱であるロメロの存在は欠かせず、売却による穴を埋めるには同等の投資が不可避となる。その意味でも、今のタイミングでの売却はクラブの方針にそぐわない。

今後の移籍市場でアトレティコが条件を満たす新たなオファーを出すのか、それとも別のクラブが水面下で動き出すのか。