クラブ・ワールドカップで注目!驚異的なブレイクを遂げたワラシ・ヤンにウルブスが関心

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クラブ・ワールドカップで注目!驚異的なブレイクを遂げたワラシ・ヤンにウルブスが関心 Wolverhampton Wanderers

南米からヨーロッパへ、新たな才能が羽ばたこうとしている。ブラジルの名門フラメンゴに所属する20歳のストライカー、ワラシ・ヤンが、プレミアリーグのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズの獲得候補に浮上した。

ブラジルメディア『Globo Esporte』によると、クラブはすでに選手サイドと接触を果たしており、今夏の移籍市場で大きな動きを見せる可能性があるという。

2023年にフラメンゴのアカデミーに加入し、翌年にはトップチームでのデビューを飾ったワラシ・ヤン。今シーズンは公式戦20試合で7ゴール3アシストと目覚ましい数字を残しており、南米国内だけでなく欧州クラブのスカウト陣からも高い評価を集めている。

中でも注目を浴びたのがクラブ・ワールドカップでの活躍だ。チェルシー戦とロサンゼルスFC戦に途中出場で出場し、それぞれで得点を記録。特にチェルシー戦では、チームの3点目を奪って3-1の勝利に貢献し、欧州王者相手にその実力を証明した。

フラメンゴは売却に慎重…4000万ユーロの放出条項が鍵に

当然ながら、フラメンゴもワラシ・ヤンの価値を理解している。指揮官のフィリペ・ルイスは「彼は勝利に飢え、野心的で、目標達成に向けて毎日努力している」と語り、チームにとって重要な戦力であることを強調。契約は2027年12月まで残っており、国外クラブに対しては4000万ユーロの放出条項が設定されている。

この金額は決して安くはないが、ウルブスがラヤン・アイト=ヌーリやマテウス・クーニャら主力選手の売却で得た資金を、再投資する先としては理にかなっている。すでにフェール・ロペスを確保しており、さらに若手有望株の補強に向けて動く可能性がある。

現在のウルブスは、ヴィトール・ペレイラ監督の下での初フルシーズンを迎える準備を進めており、チームの再構築に取り組んでいる。献身性と得点力、多用途性を備えたワラシ・ヤンは、新たな攻撃の柱として理想的な存在と映る。

現時点で正式オファーは提示されていないが、クラブ側の関心は本物と見られており、今後の展開次第では、クラブ・ワールドカップという国際舞台でその才能を世界に知らしめた若きフォワードが、ヨーロッパ最高峰のリーグに挑む日はそう遠くないのかもしれない。