アーセナルがストライカー補強で重要局面に?ギェケレシュ代理人と合意報道

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ギェケレシュ再浮上…マンチェスター・ユナイテッド、攻撃陣完成へ向けたラストピース獲得なるか? Arsenal

今夏の移籍市場で最も注目されるクラブの一つとなっているアーセナル。来シーズンのタイトル獲得に向け、最大の課題とも言えるストライカー補強を進めており、ヨーロッパ屈指の若きタレントたちがリストアップされている。現在、特に関心を集めているのがスポルティングCP所属のヴィクトル・ギェケレシュと、RBライプツィヒで活躍するベンヤミン・シェシュコの2名だ。

ギェケレシュに関しては、ポルトガル紙『O Jogo』が報じた内容によれば、アーセナルは代理人であるハサン・チェティンカヤ氏と交渉を行い、移籍金6,000万ユーロと成果に応じた1,000万ユーロのボーナスを含む条件で合意に達しているようだ。

この条件はスポルティング側が以前から合意していた金額とも一致しており、代理人との間では一歩前進した形だ。

しかしながら、クラブ間の交渉は依然として難航している。過去には5,800万ポンドで合意寸前と報じられたこともあるが、その後スポルティング側が条件を引き上げたとされ、交渉は振り出しに戻った格好となっている。ギェケレシュ自身も心境の変化が見られ、プレシーズン合流を遅らせる許可を得るなど、移籍の可能性を残しつつも慎重な姿勢を崩していない。

なお、ユヴェントス、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドも同選手に関心を示しており、獲得レースはさらに激化する見通しだ。

シェシュコの移籍金に現実的な変化、アーセナルはどう動くのか

一方で、RBライプツィヒのベンヤミン・シェシュコもアーセナルが注視しているターゲットの一人だ。独『BILD』によれば、当初1億ユーロ近い移籍金を求めていたライプツィヒだが、ここに来て7,000万ユーロにボーナスを含めた形での放出に前向きな姿勢を見せているという。これは明確なオファーが届いていないことが影響していると見られる。

シェシュコは2029年まで契約を残しており、クラブとしても簡単には手放したくない逸材ではあるが、将来的なステップアップを望む選手側の意思があることも含め、交渉の余地はあると考えられる。こちらもマンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せており、信頼性に欠ける報道が飛び交う中で、正確な動向を見極めるのは難しい状況だ。

アーセナルはすでにマルティン・スビメンディ、ケパ・アリサバラガ、クリスティアン・ノアゴーアといった他ポジションでの補強を進めており、陣容の厚みを増してきている。だが、得点力を大きく左右するストライカーの獲得こそが、来季のタイトル争いを占う最大のポイントになることは間違いない。

ギェケレシュかシェシュコか、それとも第三の選択肢が浮上するのか。今後数週間、アーセナルの遺跡マーケットでの動きから目が話せない。