フィオレンティーナがマカティー獲得を本格検討?シティとの契約状況が鍵に

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フィオレンティーナがマカティー獲得を本格検討?シティとの契約状況が鍵に Manchester City

マンチェスター・シティに所属する若き攻撃的ミッドフィールダー、ジェームズ・マカティーの去就が注目の的になっている。伊『La Nazione』によると、フィオレンティーナはすでに2024年時点から水面下で動きを見せており、今夏の本格的なオファーに向けた準備を整えていたという。

ターゲットとして名を挙げたのは、シティアカデミーが育てた逸材であり、現在22歳のマカティー。クラブ側は2000万ユーロ以下という、比較的リーズナブルな条件での獲得を目指しているようだ。

現在、マカティーとマンチェスター・シティとの契約は2026年6月まで残っているが、契約満了まで1年を切るタイミングが迫る中で、クラブ側は売却か契約延長かの判断を迫られている。ジョゼップ・グアルディオラ監督が現段階でマカティーを中心戦力として構想していない可能性を指摘しており、これが今回の動きを加速させる要因となっている。

シティ生え抜きの逸材がイタリア行きへ?

ジェームズ・マカティーは、マンチェスター・シティのアカデミーで育ち、これまでにもシェフィールド・ユナイテッドへのレンタルを経て着実に成長を遂げてきた。プレミアリーグの過酷な環境でもまれたことで、彼のポテンシャルは一層磨かれ、今季は公式戦27試合に出場し7ゴールを記録。数字の上でもその影響力を証明している。

さらに評価を高めたのが、今夏に開催されたU-21欧州選手権での活躍だ。イングランド代表の一員として全試合に出場し、1ゴール2アシストを記録。決勝ではドイツを延長戦の末に下し、優勝メンバーとして名を刻んだ。若手とは思えない落ち着いたプレーと勝負強さは、多くのスカウトの目を引き、今回の移籍話にも直結していると見られている。

フィオレンティーナにとって、マカティーの獲得は中盤の強化に加え、将来的な資産価値という意味でも魅力的な補強となるだろう。過去にはミランも関心を示していたが、現在は撤退したとされており、競合クラブの少ない今が動きどきと判断したようだ。

セリエAでの挑戦が実現すれば、マカティーにとっては新たなステージで自己を証明する絶好の機会。マン・シティとしても、契約満了を迎える前に適切な移籍金を確保できることから、双方にとって理にかなった選択肢となる可能性がある。

移籍市場が本格化するこの夏、ジェームズ・マカティーの動向は大きな注目を集めることになりそうだ。新天地はフィレンツェとなるのか、それとも他クラブが横やりを入れてくるのか。若き才能の次なる一歩はどこに向かうのか。