2025年夏、プレミアリーグ昇格を決めたリーズ・ユナイテッドが、シーズン開幕を前に最終ラインの補強に動いている。英『Daily Mail』のTRANSFER CONFIDENTIALが報じたところによれば、クラブはヴォルフスブルクに所属するベルギー代表DFセバスティアン・ボルナウの獲得交渉を最終段階に進めている。
移籍金は500万ポンドと見られており、リーズ側はすでにクラブ間合意に近づいている。ボルナウは26歳のセンターバックで、ドイツ・ブンデスリーガでの経験を背景に空中戦やフィジカル面に強みを持つ守備者として知られている。今季のリーズは、プレミア復帰初年度での残留を至上命題としており、経験と安定感を併せ持つボルナウの獲得は、その布石といえる。
かつてケルンでも主力としてプレーし、代表ではベルギーA代表としてのキャップもある実力者。リーズの最終ラインに即戦力として加わることが期待されており、開幕戦から先発出場の可能性も十分にある。
ボルナウの加入で再建加速!フィルポ退団も視野に
リーズは今夏の移籍市場で、守備の再編を急ピッチで進めている。左サイドバックのジュニオール・フィルポは契約満了に伴い、かつて所属したスペインのレアル・ベティスへの復帰が濃厚と見られており、ディフェンスラインの選手層に厚みを持たせる必要があった。
ボルナウの加入が決まれば、センターバックの層に安定感が加わり、チーム全体の守備バランスも向上が見込まれる。リーズは昨季、チャンピオンシップで堅実な守備を築いたものの、プレミアの強度に耐えうる選手の獲得が急務とされてきた。クラブ幹部はその課題に対して現実的かつ的確な補強で応じようとしている。
リーズはすでに中盤やアタッカーの補強にも着手しており、ボルナウの獲得が決まれば守備補強の大きな一歩となる。昇格組としてのシーズンを乗り切り、プレミアリーグ定着を目指すチームは、最終ラインの強化に成功するのか。