マンチェスター・ユナイテッド、イヴァン・トニー獲得に本腰?アル・アハリからの電撃復帰なるか

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マンチェスター・ユナイテッド、イヴァン・トニー獲得に本腰?アル・アハリからの電撃復帰なるか Manchester United

この夏の移籍市場が本格化する中、マンチェスター・ユナイテッドが注目のターゲットに向けて動きを加速させている。ルベン・アモリム監督のもとで再出発を図るクラブが関心を示しているのは、サウジアラビアで躍動するストライカー、イヴァン・トニーだ。

昨夏、ブレントフォードからアル・アハリに渡ったトニーは、週給40万ポンドという破格の契約で中東へ活躍の場を移した。移籍初年度からその得点力は健在で、公式戦44試合で30ゴールを挙げ、AFCチャンピオンズリーグエリートの制覇にも貢献。リーグ戦ではクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ得点数を記録している。

英『Daily Express』によれば、ユナイテッドはすでに選手の代理人と接触しており、プレミアリーグ復帰の意思を探っている段階だという。『Weekend Sports』もこれを裏付けるように、移籍交渉が水面下で進行中であることを報じている。

トニー本人もプレミア復帰に前向きな姿勢を見せており、移籍金はおよそ3000万ポンド前後になると見られている。ユナイテッドは3500万ユーロのオファーを提示したとも伝えられており、契約は数日以内にまとまる可能性もあるという。

トニーはブレントフォード時代に3シーズンで36得点を記録し、プレミアリーグ昇格にも大きく貢献した実績の持ち主。昨年の移籍時には、自身のSNSで「またすぐに会おう」と復帰を匂わせるような投稿を残しており、今回の報道はその“続き”を現実のものとする可能性を孕んでいる。

ムベウモ獲得の難航とトニーの役割の違い

この動きは、同じくブレントフォード所属のブライアン・ムベウモの獲得交渉が難航していることとも無関係ではなさそうだ。ユナイテッドはすでに2度のオファーを提示したものの、ブレントフォード側は拒否の姿勢を崩していないとされる。

特に、昨年ウルヴズからマテウス・クーニャを獲得した際に支払った6250万ポンドという高額移籍金を一つの基準としており、簡単には折れない構えだ。

とはいえ、アモリム監督はムベウモとトニーを別の役割として構想している。ムベウモには3-4-3システムのナンバー10としての役割を求める一方で、トニーにはセンターでのフィニッシャーとしての起用が想定されている。

ユナイテッドはすでにマテウス・クーニャとディエゴ・レオンを獲得済みで、着実にチーム再建を進めている。昨季はプレミアリーグで15位に終わり、ヨーロッパリーグ決勝でもトッテナムに屈するなど、苦しい1年となった。そんな中での大型補強は、巻き返しを狙うクラブの強い意思の表れだ。