アーセナル、ベンヤミン・シェシュコ獲得目前か?7500万ユーロで合意間近

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アーセナル、ベンヤミン・シェシュコ獲得目前か?7500万ユーロで合意間近 Arsenal

スロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコの去就が、いよいよ最終局面を迎えている。RBライプツィヒに所属する22歳のストライカーは、今夏の移籍市場においてアーセナルの最優先ターゲットとされてきた。

英『CaughtOffside』が報じるところによれば、アーセナルはシェシュコ獲得に向けてRBライプツィヒと合意間近。移籍金は約7500万ユーロに達する見通しで、クラブ間の交渉は詰めの段階に入っているという。

ライプツィヒ側は当初8000万ユーロ超を要求していたが、交渉の過程でアーセナルが提示した金額に歩み寄りの姿勢を見せており、数日以内に決着する可能性もあるとみられている。

シェシュコはブンデスリーガで2シーズンにわたり存在感を示し、公式戦87試合で39ゴールを記録。高さとスピード、そしてフィニッシュ精度を兼ね備えた万能型のストライカーとして、ヨーロッパ中から注目を集めてきた逸材だ。

得点力不足に悩むアーセナルの念願のピースになり得るか

アーセナルにとって、ストライカー補強は長年の課題の一つ。昨シーズンは得点効率の低さが響き、直近3シーズンにおいてプレミアリーグ優勝を逃す結果となった。新たな得点源を確保することは、来季のタイトル争いに向けて不可欠とされている。

ファンの間でもシェシュコ獲得への期待は大きい。SNSなどでは「早く決着してほしい」「今夏の本命補強」といった声が多く見られ、長引く交渉に業を煮やす意見もある。

一方で、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)やプレミアリーグのPSR(収益性・持続可能性規則)を意識して、クラブが7月以降に動くという見方も一定の理解を得ている。

交渉が長期化した背景には、選手側の契約条件やライプツィヒ側の方針転換もあるようだ。例えば、アストン・ヴィラがウーゴ・エキティケに関心を示したことが、ライプツィヒの価格設定に影響を及ぼした可能性も指摘されている。

シェシュコの動向に対しては他クラブも目を光らせており、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、そしてレアル・マドリードまでもが状況に注目していると報じられている。ただし、チェルシーはリアム・デラップ獲得を決め、ジョアン・ペドロも迎え入れることからストライカーポジションの優先度は低い。

リヴァプールについても一部メディアで名前が挙がったが、信頼筋は現段階で関心を確認できておらず、アレクサンデル・イサクや他のターゲットにフォーカスしているとされている。

もしアーセナルがシェシュコを正式に迎え入れることができれば、前線の厚みは格段に増す。ウーデゴール、サカ、マルティネッリらとの連携により、得点力不足の課題解決に直結する可能性は高い。

若くして大舞台を経験し、プレッシャーの中でも結果を残してきたシェシュコは、将来的にプレミアリーグを代表するFWに成長するだけの素質を持っている。ライス、ハヴァーツ、サリバらとともに、チームの中核を担う存在になれるかは、今夏の動向次第だ。