パリ・サンジェルマンMFファビアン・ルイスに対して、マンチェスター・ユナイテッドが関心を向ける?

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パリ・サンジェルマンMFファビアン・ルイスに対して、マンチェスター・ユナイテッドが関心を向ける? Manchester United

プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが、パリ・サンジェルマンに所属するスペイン代表MFファビアン・ルイスの獲得に本格的に乗り出したと、仏『Foot Mercato』が報じた。中盤の強化が急務とされるユナイテッドが、29歳の技巧派ミッドフィルダーに白羽の矢を立てた格好だ。

現在、ユナイテッドのほかにも、サウジアラビアのアル・ナスルが同選手に強い関心を示しており、さらに複数のプレミアリーグクラブもその動向を追っている。今夏の移籍市場における大きな話題の一つとなる可能性が高い。

PSGのキーマン、ファビアン・ルイスの去就に注目集まる

ファビアン・ルイスは、2022年にナポリから加入して以降、PSGの中盤で確固たる地位を築いてきた。昨シーズンはルイス・エンリケ監督の下で中盤の中心としてプレーし、クラブがチャンピオンズリーグを制した際にも中盤の要としてその貢献が光った。

とりわけパスワークとボール保持の安定感には定評があり、ヴィティーニャ、ジョアン・ネヴェスと共に形成した中盤トリオは、ヨーロッパ制覇を成し遂げたチームの根幹を支えた。ルイス・エンリケ監督も彼を高く評価しており、かつて率いたスペイン代表でも主軸の一人だったことは記憶に新しい。

PSGとの契約は2027年6月まで残っており、クラブ側は放出に否定的な姿勢を見せている。ルイス・エンリケは現行の中盤トリオを少なくとも2025-26シーズンまで維持する意向を持っており、ファビアン・ルイスの売却には乗り気でないという。むしろ契約延長の可能性が模索されているとされ、簡単には手放さない構えだ。

とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドやアル・ナスルといったクラブの関心が、その動きを加速させる要因となる可能性もある。過去にもPSGからマヌエル・ウガルテを獲得したユナイテッドは、今度こそ中盤に技術と経験を兼ね備えた選手を加える構え。

一方で、今回の報道がファビアン・ルイスの代理人による契約条件改善のための駆け引きである可能性も指摘されている。代理人がユナイテッドの名前を出してクラブ側にプレッシャーをかけるのは珍しい話ではなく、実際に移籍が成立するかは依然として不透明のまま。

それでも、ファビアン・ルイスが現在のPSGにとって極めて重要な存在であることは間違いない。ユナイテッドが獲得を目指すならば、相応の移籍金と説得材料が求められる。果たしてレッドデビルズはこの難関に挑むのか、それともPSGがスター選手との関係を強化するのか。