エドモン・タプソバ獲得に黄信号?ニューカッスル、今夏も補強難航の兆し

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エドモン・タプソバ獲得に黄信号?ニューカッスル、今夏も補強難航の兆し Newcastle United

2025年夏の移籍市場が本格化するなか、ニューカッスル・ユナイテッドがバイエル・レバークーゼンに所属するセンターバック、エドモン・タプソバの獲得に向けて動いていると報じられた。

英『The Mirror』によると、ニューカッスルは移籍金として約5800万ユーロの正式オファーを準備しているようだ。しかし、移籍実現には複数のハードルが存在しており、交渉は予断を許さない状況となっている。

厳しい条件と強力なライバル、ニューカッスルの前に立ちはだかる壁

エディ・ハウ率いるチームは今夏の補強に苦戦を強いられている。これまでにもノッティンガム・フォレストのアンソニー・エランガやバーンリーGKジェームズ・トラフォードへのアプローチが不調に終わり、ブライトンのジョアン・ペドロには移籍を断られ、チェルシー移籍を許した。

エランガやトラフォード獲得に向けた動きは継続しており、イングランド代表GKについてはバーンリーとの合意も近づいているが、現時点ではまだサポーターに対して嬉しいニュースを提供できてはいない。

その流れを変える存在としてタプソバに白羽の矢が立ったわけだが、レバークーゼン側のスタンスは極めて厳しい。ヨナタン・ターがバイエルン・ミュンヘンへ、オディロン・コスヌがアタランタへそれぞれ移籍したことで、クラブはさらなる守備陣の流出を警戒。

2028年まで契約を結んでいるタプソバには、9500万ユーロのリリース条項が設定されており、提示額との差はおよそ3700万ユーロにも及ぶ。

さらに、ニューカッスルの補強戦略に追い打ちをかけるのがトッテナム・ホットスパーの存在だ。ヨーロッパリーグ王者として、今季はチャンピオンズリーグ出場権を手にしたトッテナムは、欧州最高峰の舞台でのプレーを望むタプソバにとって魅力的な選択肢となる。現段階で正式オファーは報じられていないものの、競争相手として脅威となることは間違いない。

ニューカッスルにとって、再びビッグネーム補強を逃すことは避けたいところ。果たして彼らは、9500万ユーロに迫るリリース条項という壁を乗り越え、悲願の守備強化を実現できるのだろうか。