ウルブズ、ボーンマス、コモが争奪戦を展開!デンマーク代表DFクリステンセンの去就に注目集まる

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ウルブズ、ボーンマス、コモが争奪戦を展開!デンマーク代表DFクリステンセンの去就に注目集まる Bournemouth

2025年夏の移籍市場で、注目銘柄として急浮上しているのが、ウディネーゼに所属するデンマークU-21代表DFトーマス・クリステンセン。イタリアの地で確かな成長を遂げた23歳のセンターバックに対し、プレミアリーグからウルブズとボーンマス、そしてセリエAのコモが獲得に関心を示しており、三つ巴の争奪戦が水面下で進行していると、英『Football Insider』が報じた。

イングランド勢では、まずウルブズが以前から熱心な視線を送り続けており、今年1月の移籍市場ではすでに1200万ポンドのオファーを提示していた。守備強化を掲げるヴィトール・ペレイラ体制のもと、最終ラインの再構築を目指す中で、クリステンセンのようなフィジカルと実戦経験を兼ね備えた選手は理想的なターゲットとなる。

一方、ボーンマスもセンターバックの補強を急いでいる。先日、同クラブはディーン・ハイセンをレアル・マドリードへと放出したばかりで、その後釜としてクリステンセンをリストアップ。プレミアリーグの強度に対応できるポテンシャルを持つ若きデンマーク人DFに白羽の矢を立てた形だ。

対するイタリアからは、昇格1年目でセリエA10位という快挙を成し遂げたコモが名乗りを上げる。監督を務めるのは、現役時代にアーセナルやバルセロナで活躍したセスク・ファブレガス。若手育成に長けたスペイン人指揮官の下で、セリエA残留と更なる飛躍を見据えた補強として、同じリーグで戦うクリステンセンに注目しているという。

セリエAで着実に実績を積む23歳…空中戦と対人守備で高い評価

トーマス・クリステンセンはデンマークのAGFでプロキャリアをスタートさせた後、ウディネーゼに加入。ここ2シーズンでイタリアのトップリーグに定着し、公式戦50試合に出場するなど経験を積み重ねてきた。

2024-25シーズンはリーグ戦24試合に出場し1得点を記録。クラブの12位フィニッシュに貢献したほか、今夏のU-21欧州選手権ではデンマーク代表として3試合に出場し、守備の要として存在感を発揮している。

プレースタイルは、フィジカルの強さと空中戦での安定感が光る守備型。『FotMob』によると、昨季の守備スタッツはタックル成功率:67.7%、デュエル勝利率:55.3%、空中戦勝利率:64.2%。これらの数字からも、プレミアリーグ特有の身体的強度に十分対応できるポテンシャルがうかがえる。特にタックルと空中戦での強さは、イングランド勢からの関心が高まる大きな要因となっている。

ウルブズ、ボーンマス、コモ。それぞれが異なる魅力と未来を示す中、トーマス・クリステンセンがどのクラブを新天地に選ぶのか、今夏の移籍市場を彩る一つの注目トピックであることは間違いない。彼の決断に、多くのファンとクラブ関係者の視線が集まっている。