アーセナル、ヴィクトル・ギェケレシュ獲得が秒読み段階?5年契約合意報道

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ギェケレシュ再浮上…マンチェスター・ユナイテッド、攻撃陣完成へ向けたラストピース獲得なるか? Arsenal

プレミアリーグで3年連続2位に甘んじているアーセナルが、新たな得点源の確保に向けて大きく前進している。ポルトガルの名門スポルティングCPに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュとの間で、5年契約に合意したとの報道が浮上。ベルギー人ジャーナリスト、サシャ・タヴォリエリ氏が自身のSNSで伝えており、ストライカー獲得の交渉は最終局面に突入している。

これにより、これまで有力なターゲットとして名前が挙がっていたベンヤミン・シェシュコの獲得は事実上の白紙とみられ、アーセナルの方針転換が明確となった。クラブはここ数週間、複数のセンターフォワードを比較検討してきたが、最終的にギェケレシュに一本化した格好だ。

スウェーデン代表のギェケレシュは、昨シーズンのリーグ戦で33試合39ゴールという圧巻の数字を残し、ヨーロッパ5大リーグを含むトップ10リーグの中でも最多得点を記録。爆発的な得点力とゴール前での冷静な判断力は、得点力不足に悩んだアーセナルにとってまさに喉から手が出るほど欲しいピースだ。

移籍実現のカギは、スポルティングCPの評価額

一方で、ギェケレシュ側とクラブとの関係性には、緊張感が漂っている。ファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、選手はクラブとの紳士協定が尊重されなかったと感じており、精神的にも疲弊しているとのこと。すでにスポルティングに戻る意思はなく、今後もプレーするつもりはないとクラブ側に明言したという。

それでもスポルティングCPは強気の構えを崩していない。クラブ会長のフレデリコ・ヴァランダス氏は、移籍金に関してはあくまで市場価値に見合う額でなければ応じない姿勢を見せており、6000万ユーロ+1000万ユーロ程度の提示では不十分との考えを明かしている。

ヴァランダス会長は、ズビメンディやクーニャ、ムベウモらの移籍金を引き合いに出しつつ、ギェケレシュは世界屈指のストライカーの一人と評価。その発言からも、アーセナルが彼を獲得するためには、それ相応の投資が必要となることは間違いない。

アーセナルはギェケレシュの獲得に加えて、今夏すでに複数の補強を進行中。チェルシーからはスペイン代表GKケパ・アリサバラガを500万ポンドで迎え入れたほか、ブレントフォードのノアゴール、レアル・ソシエダのズビメンディについても交渉が進展していると報じられている。

アーセナルはエミレーツに新たなエースを迎えることができるのか。クラブの次なる一手に期待が高まっている。