プレミアリーグ残留を狙うリーズ・ユナイテッド、フィルポの後任としてベン・チルウェル急浮上!

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プレミアリーグ残留を狙うリーズ・ユナイテッド、フィルポの後任としてベン・チルウェル急浮上! Leeds United

プレミアリーグ復帰を果たしたリーズ・ユナイテッドが、夏の移籍市場で動きを加速させている。特に注目されているのが、ジュニオール・フィルポの後任となる左サイドバックのポジションだ。

今季限りでクラブを退団した28歳のジュニオル・フィルポは、在籍4年間で苦難と成長を経験。負傷とコンディション不良に悩まされた加入当初とは一転、直近2シーズンは攻撃面で大きな存在感を示し、チャンピオンシップ優勝に大きく貢献した。

現在はフリーエージェントとなり、スペインの古巣レアル・ベティスへの復帰が有力視されているが、その穴をどう埋めるかはファルケ監督の構想において最優先事項だ。英『MOT Leeds News』において、元BTスポーツのコメンテーター、イアン・ダーク氏も「適切な後任を見つけられなければ大きな打撃」と警鐘を鳴らしている。

そんな中、候補として意外な名前が報じられている。チェルシー所属のイングランド代表DF、ベン・チルウェルだ。

元5000万ポンド男の復活なるか?リーズが関心示す理由

イアン・ダーク氏が名前を挙げたチルウェルは、かつて5000万ポンドを超える移籍金でチェルシーに加入した実力者。だが近年は負傷続きで出場機会を失い、昨季はクリスタル・パレスへレンタル移籍していた。

今夏には恒久的な移籍を模索しているとされ、チェルシー側も売却に前向きとの見方が強い。クラブは元イングランド代表DFを「給与も含めて高コストな選手」と見なしており、適正価格でのオファーが届けば放出に応じる構えだという。

リーズにとっては、プレミアリーグ経験が豊富で、攻守にインパクトを与えられる存在。フィルポと同様に攻撃的なSBを必要とするファルケ監督の戦術にもマッチする可能性はある。

だが懸念点も少なくない。継続的な負傷歴はリスク要因であり、もはやかつての姿ではなく、市場価値は下がり続けている。また、移籍金の高さもネックとなる見込み。ファンの間でも「2000万ポンドでも高い」「3000万ポンドの価値はない」といった声が広がっており、リーズの予算内に収まるかは不透明だ。

なお、他にもウエストハムのベテラン、アーロン・クレスウェルや、リールのガブリエル・グズムンドソンの名前も報じられており、リーズの補強リストには複数の選択肢が含まれていると見られる。

すでにセバスティアン・ボルナウ(ヴォルフスブルク)獲得を決めており、エランド・ロードは活発な動きを見せている。

プレミア残留を現実のものとするためには、フィルポの穴を埋める左サイドバックの補強が不可欠。果たして、リーズ・ユナイテッドはプレミアリーグでも経験豊富なスター選手に賭けるのか。それとも、成長余地のある若手に舵を切るのか。