マルク・グエイと個人合意に達したリバプール、守備強化に向けて大きな一歩

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トッテナムが移籍市場で主導権奪取へ!マルク・グエイ獲得に自信、リバプールら強豪蹴落とすか? Liverpool

アルネ・スロット体制の下、今夏の移籍市場で精力的な補強を進めるリバプールが、また一つ大きな動きを見せた。イングランド代表DFマルク・グエイとの個人合意に達したと、英『DaveOCOP』が独占的に報じている。

この報道によれば、給与条件や契約期間を含めた個人面での交渉はすでに決着がついており、2030年までの長期契約で原則合意に達した様子。グエイ自身はアンフィールドでのプレーを強く望んでいるという。

すでにジェレミー・フリンポン、フロリアン・ヴィルツ、ミロシュ・ケルケズらを獲得し、新チームの構築が着々と進むなかで、守備陣の中核を担う存在として白羽の矢が立ったのがマルク・グエイだ。次なるステップは、クリスタル・パレスとのクラブ間交渉。契約が残り1年となっていることもあり、移籍金の着地点が注目される。

守備の要となるか、 ”ホームグロウン” センターバックの真価

現在24歳のグエイは、プレミアリーグでもトップクラスの評価を受けるセンターバック。昨シーズンはクリスタル・パレスのキャプテンとしてチームを牽引し、5月のFAカップ決勝ではマンチェスター・シティを下してクラブ初の優勝という快挙を達成した。イングランド代表でも23キャップを記録しており、2026年の北中米W杯に向けて定位置を狙う存在。

リバプールにとって、グエイの加入は単なる補強ではない。ジャレル・クアンサーがバイエル・レバークーゼンへの移籍し、その穴を埋める適任者と目されている。さらに、イングランド出身であるグエイは、プレミアリーグのホームグロウン規定を満たす点でも大きなアドバンテージとなる。

一方、クリスタル・パレス側は約4500万ポンドの移籍金を要求しているとされるが、契約期間を考慮すれば4000万ポンド前後での決着も視野に入る。複雑な要因となっているのは、チェルシーとの売却条項。

パレスはすでに、スポルティングCPからウスマンヌ・ディオマンデを獲得することで合意に達しており、これはグエイの放出準備と見る向きもある。

なお、リバプールは若手FWベン・ドークを交渉材料に含める可能性も報じられているが、パレスは現金取引を希望しているという。とはいえ、将来的なドーク獲得を見据えた優先交渉権の獲得など、柔軟な対応も模索しているようだ。

トッテナム、ニューカッスル、さらにはインテル・ミラノなど複数クラブが関心を示していた中で、リバプールが先行して個人合意にこぎつけたのは大きい。

守備の未来を担う逸材として注目されるグエイ。クラブ間交渉の行方次第では、近いうちにアンフィールドのピッチに立つ姿が見られるかもしれない。