アル・ナスル、次なるターゲットはガブリエル・マルティネッリか?補強方針の転換でアーセナルに接触の可能性

スポンサーリンク
アル・ナスル、次なるターゲットはガブリエル・マルティネッリか?補強方針の転換でアーセナルに接触の可能性 Arsenal

サウジアラビアの移籍市場が異例の早期開幕を迎える中、アル・ナスルの積極的な動きが注目を集めている。ルイス・ディアスに固執していたクラブは方針を大きく転換し、今度はアーセナルで主軸を担うガブリエル・マルティネッリに白羽の矢を立てたようだ。

本来であれば7月17日に開幕予定だったサウジアラビアの移籍市場が、突如として17日も早い本日7月4日にスタート。これはアル・ヒラルがストライカーのアブデルラザク・ハムダラーをローン登録するために、サウジアラビアサッカー連盟が特例措置を講じたためのようだ。

この影響により、アル・ナスルを含むサウジのトップクラブは欧州クラブより先に選手獲得に動き出すことが可能となった。クリスティアーノ・ロナウドがクラブの株式を得るという異例の契約を結んだこともあり、彼の影響力は移籍交渉の現場でも大きな意味を持つ。

アル・ナスルは左ウィンガー、センターフォワード、守備的MFの3ポジションの補強を今夏の最優先事項に掲げており、その中で特に注目されていたのがリヴァプールのルイス・ディアスだった。しかし、リヴァプール側はディアスを絶対に売らない構えを崩しておらず、交渉は進展しないまま停滞している。

ガブリエル・マルティネッリが急浮上!アーセナルの動きにも注目

そんな中で新たにターゲットとして急浮上したのが、アーセナル所属のガブリエル・マルティネッリだ。ブラジル代表にも名を連ねるこのウィンガーは、戦術的柔軟性と高い攻撃力を兼ね備える。

2024-25シーズンには公式戦40試合に出場し、10ゴール5アシストという結果を残しており、そのプレー時間は3564分に及ぶ。特に左サイドからの仕掛けやカウンター局面での推進力は、アル・ナスルが求める要素と一致する。

もっとも、アーセナルは彼の放出に消極的だ。ミケル・アルテタ監督が構築する戦術の中核を担う存在であり、長期的なプロジェクトの一部とみなされている。だが一方で、サウジマネーの持つ圧倒的な経済力が、この構図を崩す可能性もある。

アーセナルはマルティネッリを売却することで得た資金を、レアル・マドリードのロドリゴやニューカッスルのアンソニー・ゴードン獲得に充てる考えもあるとも言われる。

現在のところ、アル・ナスルとアーセナルの間に直接的な接触は確認されていない。ただし、アル・ナスルは攻撃的選手の補強に向けて8500万ユーロのセントラルファンディングを要請しており、本格的な動きがあっても不思議ではない状況だ。

マルティネッリの動向は、アーセナルの補強計画にも影響を与えるだろう。クラブはRBライプツィヒのベンジャミン・シェシュコと個人合意に至ったと噂される一方、さらにスポルティングCPのヴィクター・ギョケレスやクリスタル・パレスのエベレチ・エゼにも関心を寄せている。

今夏の移籍市場は、サウジアラビアの早期開幕と資金力により、例年以上に流動的かつ予測困難な展開を見せている。アル・ナスルがマルティネッリ獲得に本腰を入れるのか。そしてアーセナルがこの誘惑にどう応じるのか。