アトレティコ・マドリード、チェルシーのノニ・マドゥエケとニコラス・ジャクソンに照準か?

スポンサーリンク
アトレティコ・マドリード、チェルシーのノニ・マドゥエケとニコラス・ジャクソンに照準か? Chelsea

チェルシーで定位置を確保しきれていない二人のアタッカーに、スペインの名門が関心を寄せている。西『Fichajes』が報じたところによると、アトレティコ・マドリードはチェルシーに所属するノニ・マドゥエケとニコラス・ジャクソンの獲得を検討している。

いずれも攻撃的な才能に長けた若手選手で、ディエゴ・シメオネ監督は新シーズンに向けて前線のバリエーションを強化したい意向を持っているようだ。

アトレティコはすでにマンチェスター・ユナイテッドのアレハンドロ・ガルナチョにも関心を示していたが、移籍金の高さが障壁となった。そうした背景もあり、チェルシーのデュオが現実的なターゲットとして浮上してきた。

今夏のチェルシーは、攻撃陣の刷新に大きく舵を切っている。すでにリアム・デラップやジェイミー・ギッテンズといった若手アタッカーを確保し、さらにブライトンからジョアン・ペドロをアドオン込みで約6000万ポンドで獲得。さらなる補強としてモハメド・クドゥスやガルナチョといった選手にも触手を伸ばしている。

こうした動きは、現有戦力に影響を及ぼすのは避けられず、とりわけマドゥエケやジャクソンの将来に暗雲をもたらしている。内部の関係者によれば、さらなる新戦力の加入があれば、少なくとも1人は放出される可能性が高まるという。

ジャクソンの代理人はすでに移籍先候補の模索を始めており、アトレティコはその選択肢の一つとなり得る。マドゥエケについてはアーセナルの名前も挙がっているが、より重要な役割を担えるクラブへの移籍を優先する姿勢と見られている。

ジャクソンの市場価格は約5000万ユーロ、マドゥエケは約3000万ユーロと見られているものの、チェルシーがそれ以上の金額を求める可能性も高い。

シメオネ率いるアトレティコは、ノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートと競争できるストライカーとしてジャクソンに着目しており、マドゥエケに関しても長らく探し求めていたワイドアタッカー像と合致している。スピードと個人技に長けた両者の獲得は、クラブの攻撃力を一段と押し上げる材料となるだろう。

この動きが現実のものとなれば、アトレティコにとってはリーグ戦やチャンピオンズリーグでの戦いに向けた大きな武器となり得るが、移籍が成立する未来はあるのだろうか。