プレミアリーグ志望のカメルーン代表DFクリストファー・ウー、ウルブス移籍が加速か

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プレミアリーグ志望のカメルーン代表DFクリストファー・ウー、ウルブス移籍が加速か Wolverhampton Wanderers

フランス・リーグアンのスタッド・レンヌに所属するカメルーン代表センターバック、クリストファー・ウーに対し、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズが関心を強めている。トルコメディア『Kuzey Ekspres』によると、23歳の若き守備者に対し、ウルブスは獲得目前の段階にあるという。

190cmの長身を武器に、レンヌの最終ラインを支えたウーは、昨季リーグ戦21試合に出場。地上戦・空中戦ともに安定感を発揮し、その存在感はヨーロッパ各国のクラブからも注目を集めていた。カメルーン代表としても経験を積んでおり、まだ23歳という若さながら、ピッチ内外で成熟した印象を与えている。

移籍市場では、トルコのトラブゾンスポルがいち早く動き、レンヌとの間で合意に達していたとされる。しかし、ここに来て事態は急変。トラブゾンスポルのエルトゥールル・ドーアン会長は、「我々はウーとレンヌとの間で合意し、仮契約も結んだ。だが彼はプレミアリーグに行きたがっている。他のクラブとも話をしている」と語り、選手自身の意志が交渉に影響を与えていることを明らかにした。

若き守備者が求める次の舞台はイングランド

クリストファー・ウーにとって、プレミアリーグは長年の目標だった。代理人を通じてイングランドでのキャリアを熱望していることも伝えられており、今回のウルブスからの関心は本人にとって理想的な展開と言えるだろう。

ウルブス側も、再販価値のある若手選手の確保に積極的な姿勢を見せている。スポーツディレクターのマット・ホッブスは、成長余地のある才能に投資する方針を掲げており、ウーのようなプロファイルはクラブの戦略と合致している。

2026年6月までレンヌとの契約を残しているものの、クラブ側は財政的な理由から放出に前向きとも報じられており、ウルブスは今夏中の正式オファーに向けて準備を進めているようだ。

また、守備陣の整理も進行中とされ、ポルトガル代表DFネルソン・セメドの退団が取り沙汰されている。仮にセメドがクラブを離れることになれば、ウーの加入はウルブスにとって大きな補強となる。

現時点でトラブゾンスポルは諦めていないものの、プレミアリーグを強く志望するウー本人の姿勢が、ウルブスとの交渉を一気に前進させているのは間違いない。