ベルギーのクラブ・ブルージュに所属するエクアドル代表DFホエル・オルドニェスの去就が慌ただしくなっている。現在21歳の若きセンターバックは、イングランドのボーンマスとの交渉が進展しており、プレミアリーグ挑戦が目前に迫っていると、南米のスポーツメディア『Bolavip』が伝えている。
オルドニェスをめぐっては、欧州の複数クラブが水面下で関心を寄せていたが、その中でも最も具体的な動きを見せているのがボーンマスだ。同クラブはすでに最初のオファーを提示していたものの、クラブ・ブルージュ側がこれを拒否。しかしながら、ボーンマスは交渉を諦めることなく、改めて3500万ユーロに達する条件を提示する準備を進めている。
この金額は、移籍情報サイト『Transfermarkt』が算出する2800万ユーロという市場価値を大きく上回っており、交渉がまとまればベルギーリーグからの移籍となる可能性もある。若きエクアドル代表にとって、キャリアの新たな一章を刻む重要なステップとなるだろう。
安定感と継続性が武器…エクアドル代表DFがプレミア挑戦へ
ホエル・オルドニェスが注目を集める理由は、彼の将来性にとどまらない。昨シーズン、彼はクラブ・ブルージュで公式戦49試合に出場。センターバックとして驚異的な出場数を記録し、3928分のプレータイムを誇った。また、守備陣の要であると同時に攻撃面でも貢献しており、3ゴール1アシストを記録するなど攻守にわたり存在感を発揮している。
さらに、国際舞台でもその実力は証明されつつある。エクアドル代表としてもレギュラーに定着しており、来年に控えるワールドカップに向けても重要な戦力として期待されている。こうした実績を背景に、プレミアリーグの舞台でどこまで通用するか、ファンや関係者の注目は日に日に高まっている。
イタリアのアタランタも依然としてオルドニェスに関心を示しており、今後の動向次第では競争が激化する可能性もある。しかし現段階では、ボーンマスが最も先行しており、数日以内にも合意に達する可能性は十分にあると見られている。
果たして、この才能あふれるセンターバックは、どのクラブのユニフォームを着て新シーズンを迎えるのか。