プレミアリーグ復帰を果たしたリーズ・ユナイテッドが、今夏の移籍市場で中盤のキープレーヤーとして注目されるグスタボ・ハメルの獲得に動いていると、『SoccerNews.nl』が伝えている。
昨シーズン、シェフィールド・ユナイテッドに所属しながらも、チャンピオンシップで圧倒的な存在感を放ったハメル。28歳のオランダ人ミッドフィルダーはリーグ戦で10ゴール8アシストを記録し、年間最優秀選手にも選出された。攻撃的なセンスと決定力を兼ね備える彼のプレースタイルは、チームの得点源としても機能し、ピッチ上で絶大な影響力を誇っている。
その実力を評価するクラブは多く、リーズに加えて、エールディヴィジ王者PSVアイントホーフェンも獲得に本腰を入れている様子。ハメル本人もPSV移籍に前向きな姿勢を見せつつ、同時にプレミアリーグでのプレーにも強い興味を示しているという。
リーズは以前からハメルに関心を寄せており、今夏の最優先ターゲットに据えている。リーズとしては、来季のトップフライト定着を狙う中で、ファイナルサードにおける創造性と決定力を兼ね備えた中盤の要をどうしても確保したいところだろう。
プレミアリーグ定着への鍵を握るハメルの存在
リーズ・ユナイテッドが求めるのは、単純な補強ではない。昇格クラブがプレミアリーグに生き残るためには、経験と実力を兼ね備えた即戦力が不可欠だ。その点において、グスタボ・ハメルは申し分ない人材である。
シェフィールド・ユナイテッドとの契約は2027年まで残っているが、リーズとしては移籍金を抑えつつ、選手本人との合意を優先して動いていると見られる。今後の数週間で交渉が加速する可能性は高く、交渉の成否はクラブの今季の成績を左右しかねない。
果たしてリーズは、オランダの名門との競争を制し、グスタボ・ハメルをエランド・ロードに迎え入れることができるのか。