グアルディオラ監督率いるシティが、古巣のバルセロナからロペスとテア・シュテーゲン引き抜きを画策?

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グアルディオラ監督率いるシティが、古巣のバルセロナからロペスとテア・シュテーゲン引き抜きを画策? Manchester City

2024-25シーズンを無冠に終えたマンチェスター・シティ。その悔しさを胸に、ジョゼップ・グアルディオラ監督はクラブの抜本的な改革に乗り出している。特に、FIFAクラブワールドカップでアル・ヒラルに敗れた一戦は、監督自身に火をつけるには十分だった。来季の巻き返しに向け、補強の必要性を痛感したクラブは、バルセロナから2人の主力選手をリストアップしているという。

西『Fichajes』が報じたところによれば、マンチェスター・シティは今夏の移籍市場で、フェルミン・ロペスとマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンという2人のバルサ主力に強い関心を寄せている。両選手ともにマンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っているとされ、夏の移籍市場は両マンチェスター勢による直接対決の様相を呈してきた。

フェルミン・ロペスに注がれるグアルディオラの視線

中盤の刷新を狙うグアルディオラが、ケヴィン・デ・ブライネの後継者候補として名前を挙げているのが、21歳のスペイン人ミッドフィールダー、フェルミン・ロペスだ。2024-25シーズンにはバルセロナでリーグ戦6ゴールを記録し、国内外でその名を知られる存在となったが、クラブの財政事情とニコ・ウィリアムズ獲得への布石として、売却対象になる可能性が高まっている。

当初8000万ユーロとも言われた移籍金は、現在では5000万ユーロ前後まで下がり、シティにとっては実現可能な補強となっている。ユナイテッドも過去にマーカス・ラッシュフォードとのトレードを検討していたとされるが、グアルディオラが自ら獲得を求めていることで、シティが優位に立っているのは間違いない。

既にラヤン・シェルキを中盤に加えたシティにとって、ロペスの加入は次世代型ミッドフィールドの完成を意味するかもしれない。契約は2029年まで残っているが、選手本人もプレミアでの挑戦に前向きとも伝えられており、動きがあっても不思議ではない。

テア・シュテーゲンに代役としての選択肢

もう一人、マンチェスター・シティが目を光らせているのが、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン。バルセロナの守護神として長年ゴールを守ってきた彼だが、今夏にはエスパニョールからジョアン・ガルシアが加入しており、レギュラーの座が安泰ではなくなっている。

シティにとっては、近年パフォーマンスに陰りの見えるエデルソンに代わる新たなナンバーワンを確保する狙いがある。移籍金はおよそ2000万ユーロと見られており、給与面を軽減したいバルセロナとしては魅力的なオファーが届けば放出に踏み切る可能性が高い。

テア・シュテーゲン本人はバルセロナでのプレー継続を希望しているが、クラブの意向とズレが生じれば、移籍の可能性は十分にある。エデルソンが今夏中にサウジアラビア移籍で退団する可能性も取り沙汰されており、その場合は後任探しが最優先課題となるのは間違いない。

マンチェスター・シティはすでに今夏、シェルキ、アイト=ヌーリ、ラインデルスらを獲得し、総額で1億1600万ポンドを費やしている。にもかかわらず、グアルディオラ監督の補強要求は止む気配がなく、クラブもその意思に応える姿勢を崩していない。

フェルミン・ロペスとテア・シュテーゲン、バルセロナの即戦力をダブルで引き抜くことができれば、チームの世代交代と再建は一気に加速するだろう。