ニューカッスル、次なるターゲットはアミール・リチャードソン!中盤補強の切り札となるか?

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ニューカッスル、次なるターゲットはアミール・リチャードソン 中盤補強の切り札となるか? Newcastle United

2025年夏の移籍市場が活況を呈する中、ニューカッスル・ユナイテッドの動向が再び注目を集めている。ジェームズ・トラッフォードの加入が目前に迫り、右ウインガーのアンソニー・エランガにも再接近していると報じられる中、中盤の新戦力としてフィオレンティーナ所属のアミール・リチャードソンに熱視線が注がれている。

フランス生まれでモロッコ代表の23歳ミッドフィルダーは、昨夏スタッド・ランスから約850万ポンドでセリエAへ渡り、着実に経験を積んできた。長身ながらもテクニックに優れ、攻守にわたって躍動できるポテンシャルの高さが評価されている。

英『NUFC Blog』によれば、ニューカッスルは同選手を長らくスカウティングしており、実際に獲得へ向けた具体的な検討段階に入っているという。リチャードソンの「唯一無二の身体能力」が、エディ・ハウ監督の中盤に新たなダイナミズムをもたらすと見られている。

新たな中盤の柱候補として浮上するリチャードソンの実力と役割

身長197cmという圧倒的なフィジカルを持つリチャードソンだが、その魅力はサイズだけにとどまらない。左利きで足元の技術にも定評があり、スムーズなドリブルや広範囲をカバーする運動量でボックス・トゥ・ボックス型の役割を難なくこなす。

ユース時代はル・アーヴルやOGCニースで育ち、スタッド・ランスでリーグ・アンの舞台を経験。昨季はフィオレンティーナでリーグ戦27試合に出場し、ヨーロッパ・カンファレンスリーグでも準決勝進出を果たすなど、国際舞台でも成長の跡を残した。

途中出場が多かったとはいえ、そのプレーには随所に将来性を感じさせるものがあり、アナリストのベン・マティンソン氏は「規格外のアスリート的プロフィール」と称している。

ニューカッスルが同選手に注目する背景には、中盤の人員構成が影響している。ジョエリントン、ギマランイス、トナーリら主力は健在ながら、ジョー・ウィロックやショーン・ロングスタッフの退団が取り沙汰されており、選手層の補強が急務となりつつある。

ウィロックにはクリスタル・パレスやフラムが関心を示し、ロングスタッフは契約最終年に突入。昨年12月のブレントフォード戦を最後に先発出場が途絶えており、クラブとの関係性も不透明だ。

クラブを所有するサウジアラビア政府系ファンドPIFが、リチャードソン獲得に向けた動きを後押ししているとも伝えられており、スカウト陣もすでに同選手のプレーを現地で確認済みとの情報がある。

フィオレンティーナで頭角を現した大型ミッドフィルダーは、セント・ジェームズ・パークという新天地でその才能を開花させることができるのか。ニューカッスルがリチャードソンに白羽の矢を立てる理由は明確であり、今後の動きから目が離せない。