昇格組リーズ、ノリッジのエース獲得に本腰?ジョシュ・サージェントとファルケ監督の再会なるか

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昇格組リーズ、ノリッジのエース獲得に本腰?ジョシュ・サージェントとファルケ監督の再会なるか Leeds United

チャンピオンシップからの昇格を果たしたリーズ・ユナイテッドが、プレミアリーグ定着に向けて攻撃陣の強化に乗り出している。ターゲットとして浮上しているのは、ノリッジ・シティでゴールを量産してきたアメリカ代表FWジョシュ・サージェント。過去にノリッジで指導経験のあるダニエル・ファルケ監督が、今夏の最優先ターゲットに掲げているという。

2021年にブレーメンからノリッジへ加入したサージェントは、ここまでクラブ通算48ゴール12アシストを記録。昨季は怪我の影響で14試合を欠場したものの、それでも15ゴールを奪い、ノリッジの年間最優秀選手に選出された。2部リーグでの実績は群を抜いており、チャンピオンシップ98試合で44ゴールという数字は、リーズが必要とする決定力を十分に裏付けている。

ファルケ監督の信頼と攻撃陣の再編

英『Football Insider』によれば、ファルケ監督はかつての教え子であるサージェントのプレースタイルを熟知しており、その再会を強く望んでいるという。

記事内でミック・ブラウン氏は、「サージェントがプレミアリーグで通用するかには疑問もあるが、ファルケは彼を高く評価しており、自ら獲得を主導している」とコメント。リーズは先日フルアムのロドリゴ・ムニスにオファーを出すも破談に終わっており、攻撃のテコ入れは急務だ。

一方、サージェントを抱えるノリッジとしては、簡単に主力を放出するつもりはない。クラブは現在2028年まで契約を残すストライカーの放出にあたり、1600万ポンド超の移籍金を要求している。

スポーティングディレクターのベン・ナッパー氏も、「要求に見合ったオファーが届けば検討する」とコメントしており、条件次第では交渉が進展する可能性もある。

リーズのみならず、同じく昇格組のバーンリーも状況を追っており、かつてノリッジでチームメートだったアシュリー・バーンズとの再会が注目されている。また、ドイツのヴォルフスブルクやセリエAのクラブからも関心が寄せられているが、現時点でノリッジの評価額に届くオファーはないと見られる。

一方、ノリッジはすでに今夏の動きを加速させており、ブロンドビー所属のデンマーク代表FWマティアス・クヴィストゴーデンをターゲットに据えている。昨季38試合で23ゴールを挙げた点取り屋は、サージェントの後釜として期待されている。また、ベルギー人FWアドリアーノ・ベルタッチーニとの関連も報じられており、クラブは次の一手に備えている。

昇格1年目でのプレミア残留を目指すクラブにとって、確かな決定力とトップレベルで戦える身体能力を併せ持つストライカーの補強は不可欠だ。サージェントはふたたびプレミアリーグの舞台に返り咲くのか。