サンダーランド、ベルギー期待のウインガーに迫る!タルビ獲得交渉が最終局面へ

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サンダーランド、ベルギー期待のウインガーに迫る!タルビ獲得交渉が最終局面へ Sunderland

新シーズンに向けて精力的な補強を進めるサンダーランドが、さらなるインパクトを残しそうだ。ベルギー1部クラブ・ブルージュに所属するケムズダイン・タルビの獲得が目前に迫っていると、ファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。

20歳のウインガーは昨季、クラブ・ブルージュで公式戦44試合に出場し7ゴール5アシストを記録。ベルギーカップ制覇に貢献したほか、欧州チャンピオンズリーグでも11試合に出場して2得点をマークした。アタランタとのプレーオフでは両試合でMOMに選出されるなど、大一番でも実力を発揮する若き才能だ。

移籍金は約2000万ユーロ、サンダーランドの覚悟が見える交渉

サンダーランドはクラブ・ブルージュと交渉の最終段階に入っており、移籍金は約2000万ユーロと見られている。契約期間は5年で合意間近とされ、全関係者が数日以内の契約締結を期待しているという。

タルビは本職の右ウイングだけでなく左でもプレー可能で、右足で中に切れ込む形を得意とする。印象的なドリブル、質の高いクロス、1対1の局面での強さなど、攻撃に必要な要素をバランスよく備えた選手だ。こうした特長は、レジス・ル・ブリス監督の戦術にもフィットする。

これまでにナポリ、RBライプツィヒ、さらにサウジアラビアの複数クラブが関心を示していた中で、サンダーランドがタルビを引き寄せられれば大きな意味を持つ補強になる。公式発表が待たれるが、クラブにとってはまさに今夏の目玉といえる案件だ。

すでに今夏、サンダーランドはエンゾ・ル・フェー、アビブ・ディアッラ、ノア・サディキを加えており、積極的な投資に打って出ている。特に昨季はロメイン・マンドルの負傷とトミー・ワトソンのブライトン移籍により、ワイドエリアでの選手層が課題となっていた。

加えて、元アトレティコ・マドリードの左SBレイニウドの加入も目前に迫っており、新戦力はこれで5人目となる予定。さらにチェルシーのGKジョルジェ・ペトロビッチの獲得交渉も続けており、ストライカーの補強にも動いている。

プレミアリーグ残留、さらには中位進出を視野に入れるクラブにとって、質の高い戦力の積み重ねは不可欠だ。ル・ブリス監督は、単なる昇格チームではなく、地に足のついたプロジェクトを構築しようとしている。タルビのようなタレントがその中心となる可能性は高い。

タルビの加入が確定すれば、サンダーランドは攻撃において新たな武器を手にすることになる。若き逸材と野心的な戦略が融合するチームの今後に注目したい。