アーセナル退団危機? トロサールに移籍の可能性浮上、新代理人が鍵か

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アーセナル退団危機? トロサールに移籍の可能性浮上、新代理人が鍵か Arsenal

アーセナルで静かに進行していた契約延長交渉が、突如として暗礁に乗り上げた。ベルギー代表レアンドロ・トロサールにこの夏の移籍の可能性が浮上し、北ロンドンに激震が走っている。これまで順調とされてきた話し合いが一転、選手の未来は不透明感を増している。

今回の状況を一変させたのが、代理人の交代劇だ。長年トロサールを支えてきたジョジー・コムヘアー氏が個人的な問題を理由に退き、選手は2025年5月に新たにディルク・ヘベル氏と契約。これにより、アーセナルと進めていた契約延長交渉は白紙に戻った格好だ。

2024年10月には当時のスポーツディレクター、エドゥ・ガスパール氏が、続いて2025年2月からは副ディレクターのジェイソン・アイトー氏が交渉の席に着いていたが、代理人の変更が流れを完全に断ち切った。交渉は現在、再調整が必要な段階にあると見られている。

サウジからの関心再燃も、選手は残留希望!

そんな中、かつて噂されたサウジアラビアからの関心が再び強まりを見せている。豊富な資金力を背景にスター選手を狙うクラブは、トロサールに具体的なオファーを準備しているとされ、代理人サイドも耳を傾けている可能性がある。

一方で、選手自身はアーセナルでのプレーに満足しており、あくまでクラブに残りたいという強い意志を持っていると報じられている。

この問題にさらに影響を与えているのが、新たに就任したスポーツディレクター、アンドレア・ベルタの存在だ。アトレティコ・マドリードで辣腕を振るってきた彼は、戦術やチーム構想に大きな変化を加えようとしており、29歳のトロサールがその構想にフィットするかは未知数だ。

現在、トロサールの契約は残り1年。放出の選択肢を取る場合、クラブは2000万ユーロ前後の移籍金を要求する可能性があるとも伝えられている。

アーセナルとしては、残留を優先するのか、それとも移籍金を活用し、新戦力の獲得に踏み切るのか。今後も、トロサールを巡る動向からは目が離せない。