アストン・ヴィラ、ユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホヴィッチ獲得を画策か!?

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Aston Villa

ヨーロッパの移籍市場が熱を帯びる中、プレミアリーグで躍進を続けるアストン・ヴィラが新たなターゲットとしてユヴェントスのストライカー、ドゥシャン・ヴラホビッチに照準を定めているようだ。同クラブはセルビア代表FWの獲得を巡り水面下で動きを強めている。

2022年にフィオレンティーナからユヴェントスに加入したヴラホビッチだが、トリノではその真価を十分に発揮できていない。2024-25シーズンもセリエAで29試合に出場し10ゴール4アシストと一定の結果を残しているものの、年俸に見合った活躍とは言い難い。

『SofaScore』の統計によれば、同選手は今季、期待ゴール数12.50に対して実際のゴール数は10。1試合あたりの得点は0.3、ゴール決定率は13%と、ストライカーとしてはやや物足りない数字にとどまっている。

そんな中、英『GiveMeSport』はアストン・ヴィラがこのストライカーに対して「割安」とも言えるオファーを検討していると報じた。ユヴェントスは現在、コロ・ムアニの完全移籍に注力しており、ヴラホビッチを売却対象とする姿勢を強めている。

英『TEAMtalk』の情報では、その移籍金はおよそ1290万ポンドにまで下落しており、これは当初評価されていた2600万ポンドの半額以下となる。

高額な週給とFFPのジレンマ、アストン・ヴィラが抱えるリスクとは

ユヴェントスが移籍金を引き下げた背景には、ヴラホビッチの高額年俸も影響している。『Capology』によると、同選手の週給は約31万5000ポンド。これはアストン・ヴィラにとっても相当な負担となる金額だ。

実際、ヴィラはこの夏、UEFAのFFP(収益性・持続可能性規則)違反で罰金を受けたばかりであり、新たな高額人件費の導入は更なる制裁リスクを伴う。「これは現実的ではない。我々はすでに罰金を科されたばかりで、さらにヴラホビッチのような高給取りを迎える余裕などない」という懐疑的な声も上がっている。

また、オリー・ワトキンスの去就も事態を複雑にしている。マンチェスター・ユナイテッドが関心を示しているとされるエースFWが退団となれば、ヴィラは代役の確保に本腰を入れる必要がある。その候補としてヴラホビッチが急浮上しているという構図。

ヴラホビッチ自身、過去にはアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドからの関心を断ってユヴェントスを選んだ経緯がある。果たして今夏は新天地としてイングランドを選ぶのか、あるいはセリエAにとどまるのか、注目が集まる。