ブライアン・サラゴサ、退団間近のバイエルン・ミュンヘンから移籍先はプレミアリーグかスペインか?

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ブライアン・サラゴサ、退団間近のバイエルン・ミュンヘンから移籍先はプレミアリーグかスペインか? Bournemouth

バイエルン・ミュンヘンでなかなか出場機会に恵まれなかったスペイン人ウインガー、ブライアン・サラゴサ。2023年夏にグラナダから完全移籍で加入した23歳のドリブラーは、現在クラブの構想外と見なされており、今夏の移籍市場で新天地を探している。

サラゴサは昨シーズン、オサスナに期限付き移籍し、ラ・リーガで27試合に出場。ゴールは1つにとどまったものの、6アシストと攻撃の起点として存在感を放った。しかし、クラブワールドカップのメンバーから外れたことからも、バイエルンが彼を戦力外と見ているのは明白で、クラブ幹部マックス・エーベルルも移籍に前向きであることを認めている。

出場時間わずか171分に終わったバイエルンでの挑戦を経て、彼のもとには早くも複数のクラブが関心を示している。プレミアリーグのボーンマスはその最たる例だ。昨季国内リーグで躍進を遂げた同クラブは、スペイン人指揮官アンドニ・イラオラの下、スペイン系選手との親和性が高く、サラゴサにとっても新たなキャリアの舞台として魅力的な選択肢となり得る。

地元志向の強さが示すスペイン復帰の可能性

とはいえ、プレミアへのステップアップとは裏腹に、選手本人はスペイン国内に残ることを希望しているとされている。移籍市場の動向に詳しいイタリア人記者マッテオ・モレットによれば、サラゴサは慣れ親しんだラ・リーガでのプレー続行を優先事項として考えているとのことだ。

そのなかで名乗りを上げているのがセルタ・デ・ビーゴ。だが、7月上旬の時点ではまだバイエルンとの交渉はまとまっておらず、進展は限定的だ。バイエルン側が放出に前向きとはいえ、移籍金や給与面での条件がネックとなっている可能性もある。

グラナダ時代のブレイクや、オサスナでのアシスト力を見れば、ラ・リーガでの経験と実績はすでに証明済み。23歳という若さはまだ伸びしろを秘めており、定期的な出場機会を得られるクラブに移籍できれば、再び輝きを取り戻すことは十分可能だ。

プレミアという世界最高峰の舞台で挑戦するか、それとも地元スペインでのキャリア再構築を選ぶのか。いずれにせよ、この夏の移籍市場におけるサラゴサの動きは、注目すべきトピックの一つとなるだろう。今後数週間の間に、その去就は大きく動く可能性が高い。