守備再編に本腰入れるニューカッスル、マルク・グエイ獲得に全力投球か

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トッテナムが移籍市場で主導権奪取へ!マルク・グエイ獲得に自信、リバプールら強豪蹴落とすか? Newcastle United

チャンピオンズリーグ常連への飛躍を目指すニューカッスル・ユナイテッドが、守備陣の再構築に向けて本格的に動き出している。来季の欧州カップ戦に照準を合わせ、チーム強化に着手したエディ・ハウ率いるマグパイズは、クリスタル・パレス所属のイングランド代表DFマルク・グエイを最重要ターゲットに据え、獲得に向けた交渉を加速させている。

2024-25シーズンに全公式戦で44試合に出場し、FAカップ優勝の原動力にもなったグエイは、トッテナム・ホットスパーからの7000万ポンドのオファーすらも退けられた存在。その価値の高さは言うまでもなく、クリスタル・パレスにとって不可欠な選手だ。

しかし、セルハースト・パークとの現行契約は残り12ヶ月を切っており、クラブが契約延長に漕ぎ着けなければ、来夏にはフリーでの退団を余儀なくされる可能性もある。

英『GIVEMESPORT』は、ニューカッスルがこの状況を好機と見ており、グエイ獲得に全力投球する姿勢を貫いていると報道。対人戦に強く、冷静な読みを備えたセンターバックは、スヴェン・ボトマンやファビアン・シェア、ダン・バーンらとのポジション争いにも刺激を与える存在となるだろう。

ただし、イングランド代表DFに関心を示すのは、ニューカッスルだけではない。同じくプレミアリーグのリバプールも交渉にあたっており、ジャレル・クアンサーの後釜として、また交渉が難航するイブラヒマ・コナテの代役として注目している。

要求額に関して強気な姿勢を崩さないパレスだけに、争奪戦勃発となれば、さらに引き下げる必要性はなくなる。とはいえ、来年にはフリーで退団することが濃厚なだけに、難しい駆け引きが迫られている。

攻撃陣の補強と守備のプランBも着々と準備

ニューカッスルが注力しているのはグエイだけではない。攻撃面でも積極的に動いており、ノッティンガム・フォレストの快速ウィンガー、アンソニー・エランガには5500万ポンドの改訂オファーを提示。さらに、PSVのヨハン・バカヨコや、リヴァプールのハーヴェイ・エリオットといった新戦力候補にも水面下で接触しているとも。

加えて、若き才能の発掘にも抜かりはない。スペイン・マラガからアントニオ・コルデロをフリーで獲得したのは記憶に新しい。レアル・マドリードやバルセロナとの競合を制しての加入は、クラブの求心力とハウ監督の評価の高さを物語る事例となった。

一方で、グエイの獲得が頓挫した場合の代替プランも用意されている。アタランタの若手DFジョルジオ・スカルビーニや、マルセイユに所属するレオナルド・バレルディが候補に挙がっており、特にスカルビーニには既に関心を伝えているという。

守備、攻撃、将来性。あらゆる角度から戦力アップを図るニューカッスルは、セント・ジェームズ・パークに国際レベルの選手を次々と呼び寄せる準備を進めている。移籍市場の主役として再び存在感を放ち始めたクラブが、グエイ獲得にたどり着けるのか。