レンジャーズが、クリスタル・パレスの若手FWジェスラン・ラク・サキに接触か

スポンサーリンク
レンジャーズが、クリスタル・パレスの若手FWジェスラン・ラク・サキに接触か Crystal Palace

セルティックとのタイトル争いに再び挑むレンジャーズが、攻撃陣の再編に向けて驚きのターゲットを設定した。英『The Su』で数多くの移籍情報を報じてきたアラン・ニクソン氏によると、スコットランドの名門はクリスタル・パレスに所属する若手ウィンガー、ジェスラン・ラク・サキの獲得に動いているという。

現在22歳のラク・サキは、昨季チャンピオンシップ(イングランド2部)のシェフィールド・ユナイテッドでプレーし、公式戦で7ゴール2アシストを記録。プレーオフ進出に貢献しながらも、チームは決勝でサンダーランドに敗れて昇格を逃していた。

元アシスタントコーチのディーン・ホールデン氏も、彼を「並外れたポテンシャルを持つ選手」と評しており、ドリブルや決定力において同世代でも屈指の評価を得ている。

タイトル奪還へ向けたレンジャーズの補強方針

2024/25シーズン、レンジャーズはセルティックに17ポイント差をつけられ2位で終戦。ライバルとの差を縮めるには、ピッチ内外での刷新が不可欠と見られていた。クラブは今夏、監督に元サウサンプトンのラッセル・マーティン氏を招聘。彼のスタイルに適応する戦力を揃えるべく、すでに複数の新戦力が加入している。

これまでにオスカル・コルテス、エマニュエル・フェルナンデス、ジョー・ロズウェルらの顔ぶれがイブロックスに加わった。また、ウォルヴァーハンプトンのヤクーバ・ナセル・ジガについても、ローン移籍での獲得が秒読みと報じられている。こうした動きはすべて、マーティン体制の基盤を早期に築く狙いがある。

そこに浮上したのが、ラク・サキの獲得計画だ。クリスタル・パレス側は約1000万ポンドを要求しているとされるが、レンジャーズは移籍金を抑える方向での交渉、もしくはローン移籍も視野に入れているとのことだ。

ヨーロッパの舞台での出場機会を求めるラク・サキにとっても、スコットランド移籍はひとつの選択肢となり得る。レンジャーズではチャンピオンズリーグ予選やヨーロッパリーグ出場の可能性もあり、キャリアのステップアップに繋がる舞台は整っている。

新指揮官のもとで進む再建計画。ジェスラン・ラク・サキの加入が実現すれば、タイトル奪還へのシナリオは一層現実味を帯びてくる。スコティッシュ・プレミアリーグの勢力図を塗り替える夏が、着実に近づいている。