ウェストハムがスペインの新星に照準!ジローナDFアルナウ・マルティネス獲得に向け最終交渉か

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ウェストハムがスペインの新星に照準!ジローナDFアルナウ・マルティネス獲得に向け最終交渉か West Ham United

ウェストハム・ユナイテッドが次なるターゲットとしてジローナに所属する右サイドバック、アルナウ・マルティネスの獲得を目指している。

22歳のスペイン人DFに対して、クラブは本腰を入れた交渉を進めており、近日中に重要な進展がある可能性も報じられている。イタリア人ジャーナリストのマテオ・モレット氏によれば、両クラブはすでに水面下で話し合いを続けており、選手本人もプレミアリーグでの挑戦に前向きとみられているようだ。

注目すべきは、マルティネスの契約に設定された解除条項の存在。金額は1400万ユーロとされ、ウェストハムがこれを満額支払う用意があるかどうかが、交渉の鍵を握っている。

この金額は現在の市場価値と照らしても決して高額すぎる水準ではなく、攻守両面での貢献が見込まれる有望な若手を獲得するには妥当な範囲とも言える。仮にこの移籍が成立すれば、クラブの右サイドバック事情において一気に競争が活性化することは間違いない。

バルセロナ仕込みの知性とプレミア適性を兼ね備えた即戦力候補

アルナウ・マルティネスは、15歳でバルセロナのラ・マシアに加わり、そこで高度な戦術理解とテクニックを養った。その後、ジローナでプロとしてのキャリアを積み、2020年にはトップデビューを果たしている。

ここまでのキャリアでは通算162試合に出場。右サイドバックという守備的ポジションでありながら、9ゴール18アシストを記録しており、攻撃参加時のインパクトは特筆に値する。

的確なポジショニングと豊富な運動量に加え、クロスやパス精度の高さはラ・マシア育ちならでは。守備面でも対人守備の強さや冷静なカバーリングを兼ね備え、プレミアリーグでの適応力も十分に期待できるだろう。

22歳という若さは、将来的な成長を見越した補強としても申し分ない。ウェストハムはここ数年でチーム再建を図ってきたが、マルティネスのような選手を加えることで、右サイドに長期的な軸を築く狙いがあると考えられる。

現在のチームにおいては、右サイドバックに明確な主力が不在となっており、競争を促す意味でもポジション争いは歓迎される状況にある。加えて、マルティネスのような攻撃力を備えたサイドバックの加入は、グレアム・ポッター監督の戦術にも新たな幅をもたらす可能性がある。

この交渉が最終段階に入っているという報道もあるなか、今後数日以内に決断が下されるかもしれない。はたして、アルナウ・マルティネスがロンドンの地に新たな活躍の場を求めるのか。