ACミランがプレミアリーグに熱視線!チェルシーのジャクソンと、パレスのマテタに照準か

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ACミランがプレミアリーグに熱視線!チェルシーのジャクソンと、パレスのマテタに照準か Chelsea

2025年夏の移籍市場において、ACミランが新たなセンターフォワードの補強に本腰を入れている。セリエAの名門は昨季リーグ8位に終わり、攻撃陣の立て直しが急務となっている。移籍市場に精通するマッテオ・モレット氏によれば、ミランがチェルシーのニコラス・ジャクソンとクリスタル・パレスのジャン=フィリップ・マテタに対して具体的な関心を寄せているそうだ。

6月にスポーツディレクターへ就任したイグリ・ターレは、すでに新ストライカーの獲得が最優先事項であると明言。クラブは7月末から8月初旬にかけて本格的な交渉へと踏み出す見通しだ。

24歳のセネガル代表FWニコラス・ジャクソンは、チェルシー移籍前からミランが関心を示してきた選手のひとり。昨夏、ビジャレアルからチェルシーへ加入し、プレミアリーグ初年度でリーグ10得点をマーク。全大会を通じて13ゴールを挙げた。マレスカ監督の下でもポジションを維持しているが、規律面では不安要素もある。

シーズン終盤にはニューカッスル戦でのひじ打ち、さらにFIFAクラブワールドカップ2025での退場処分と、短期間で2度のレッドカードを受けている。この結果、ジャクソンはクラブW杯準決勝とプレミアリーグ開幕戦を欠場することが決定。周囲ではフラストレーションの蓄積が指摘されている。

一方で、チェルシーはすでにリアム・デラップに3000万ポンド、ジョアン・ペドロに6000万ポンドを投じており、FWのポジション争いは一層激化。ジャクソンの立場が不透明になりつつある。だがクラブは放出には慎重で、高額なオファー以外では交渉に応じない姿勢を見せている。

ミランは、ベルギーのヘントに所属するアーチー・ブラウンの獲得交渉を通じてジャクソンの代理人とも接点を持っており、これが今回の再接近のきっかけになったとされている。

マテタは「お買い得」な即戦力!FAカップ優勝の立役者に注目

もう一人のターゲットであるジャン=フィリップ・マテタは、昨季クリスタル・パレスで公式戦17ゴールを記録。特にFAカップではクラブ初の主要タイトル獲得に大きく貢献し、評価を高めた。2022年にマインツから加入して以降、プレミアリーグでも安定したパフォーマンスを見せており、パレスとの契約は2026年6月まで残っている。

この契約期間を踏まえ、ミランは市場価値が大きく跳ね上がる前に獲得したい考えで、現実的な「お買い得」オプションと捉えているようだ。マンチェスター・ユナイテッドをはじめとする複数クラブもマテタを注目しており、ミランが本格的に動くかどうかは今後の交渉の行方にかかっている。

アッレグリ新体制となったミランにとって、新たなストライカーは不本意だったシーズンから蘇るキッカケになり得る。現時点でのターゲットはジャクソンとマテタの二人だが、ユヴェントスのヴラホヴィッチ、レバークーゼンのボニファセといった他の名前も挙がっている。

果たしてどのストライカーが、サン・シーロの舞台に降り立つのか。