アストン・ヴィラが逸材ソル・シディベに熱視線!若手発掘戦略の“本命”か

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アストン・ヴィラが逸材ソル・シディベに熱視線!若手発掘戦略の“本命”か Aston Villa

来季の巻き返しを誓い、チャンピオンズリーグ出場権奪取を狙うアストン・ヴィラが、ストーク・シティに所属するミッドフィールダー、ソル・シディベの獲得に本腰を入れている。仏『Footmercato』は、今夏での移籍が「間違いない」としたうえで、最も積極的なアプローチを見せているクラブとしてアストン・ヴィラの名前を挙げている。

ウナイ・エメリ監督が主導するこの補強プランは、若手育成の成功モデルをなぞる形だ。モーガン・ロジャーズを筆頭に、エメリはチャンピオンシップからの逸材発掘に長けており、今回のターゲットもその路線に沿ったもの。

スポーツディレクターのモンチもまた“掘り出し物”に目が利く人物であり、クラブとしての意思統一が感じられる動きと言える。

ソル・シディベは現在18歳。ストーク・シティではすでに21試合に出場し、イングランドU-18代表ではキャプテンを任されるなど、経験とリーダーシップを兼ね備えた存在だ。ポジションは主にボックス・トゥ・ボックスのミッドフィールダーで、体格とフィジカルに優れ、攻守に走り回るスタイルはプレミアリーグ向きとの評価も高い。

本来なら今季もっと多くの出場が見込まれていたが、シーズン途中に負った負傷で約半年間の離脱を余儀なくされた。それでも2アシストという結果を残しており、ポテンシャルの高さは疑いようがない。

若き中盤の要が加わればヴィラの戦力は一層盤石に

今夏、ヴィラはゼピケノ・レドモンドやヤシン・オズカンといった若手選手をすでに確保。シディベの名はそのリストの次に位置付けられており、実際に交渉が進展すれば3人目の新戦力となる可能性が高い。

昨シーズンはプレミアリーグ6位という結果に終わったが、チャンピオンズリーグ出場まであと一歩という惜しいシーズンでもあった。新シーズンはヨーロッパリーグも含めた4大会を戦う予定であり、チームの層を厚くすることは不可欠だ。

シディベがすぐに主力となるかは不透明だが、エメリは若手にも出場機会を与えることで知られており、その中で頭角を現すことができればトップチーム入りも夢ではない。プレミアリーグの舞台で躍動する日はそう遠くないのかもしれない。

獲得に向けては、リールを筆頭にアヤックスやPSVといった欧州の育成型クラブも動向を注視しているとされているが、アストン・ヴィラはその中でも最も粘り強く交渉を続けていると報じられており、本気度の高さがうかがえる。

ヴィラ・パークにまた一人、新たな才能が加わるのか。エメリとモンチの眼力に期待がかかる夏となりそうだ。