エヴァートンが新守護神候補としてマーク・トラヴァースに関心!モイーズ監督の構想に合致か

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エヴァートンが新守護神候補としてマーク・トラヴァースに関心!モイーズ監督の構想に合致か Bournemouth

エヴァートンが今夏の移籍市場で注目しているのは、ボーンマスに所属するアイルランド代表GKマーク・トラヴァースだ。チャンピオンシップでの安定感あるパフォーマンスが評価されており、エヴァートンのゴールマウスを支えるバックアップとして獲得に動いている。

英『Sky Sports』の記者マーク・マクアダム氏が自身のSNSで伝えたところによると、デイビッド・モイーズ監督がトラヴァースの能力を高く評価しており、クラブとしてもその要望に応えるべく交渉を進めている段階とされる。

昨季終了後、ポルトガル人GKジョアン・ヴィルジニアが退団し、さらにベテランのアスミル・ベゴビッチもクラブを離れたことで、エヴァートンのGK陣は明らかに層の薄さを露呈している。現在のスカッドには若手のハリー・タイラーが控えるが、ピックフォードを支えるには実績・経験ともに不足しているのが実情だ。

そんな中で浮上したのが、現在26歳のトラヴァースだ。17歳でボーンマスに加入し、これまでにスウィンドン・タウンやストーク・シティへのローン移籍も経験。昨シーズンは後半戦をミドルズブラでプレーし、チャンピオンシップで17試合に出場。20失点、4回のクリーンシートと、安定感あるパフォーマンスを披露していた。

ピックフォードの壁は厚くとも、トラヴァースには価値がある

当然ながら、ジョーダン・ピックフォードはエヴァートンの正守護神としての地位を確立しており、代表チームでも安定した存在感を示し続けている。グディソン・パークに代わって新たな本拠地ヒル・ディキンソン・スタジアムでの戦いを控える中、その牙城を崩すのは容易ではない。

だが、長いシーズンを戦い抜く上で、信頼できるセカンドGKの存在は不可欠だ。ピックフォードが不在となる状況や、カップ戦での起用などを考慮すれば、経験豊富なトラヴァースの獲得は理にかなっている。

契約がボーンマスと2026年まで残っているため、移籍実現にはある程度の移籍金が発生する見込みではあるものの、必要な投資といえるだろう。モイーズ監督がトラヴァースの獲得を強く希望している背景には、信頼できる戦力を確保したいという明確な意図がある。

エヴァートンは今夏、若手FWティエルノ・バリーの獲得が間近と報じられており、補強の手を緩めていない。ゴールキーパーというポジションにおいても、質・量の両面でバランスの取れた陣容を築くことが、来季の飛躍に不可欠な条件となる。

マーク・トラヴァースが加わることで、ゴール前の競争は激化する。だがそれは、クラブ全体にとって歓迎すべき健全なプレッシャーとなるはずだ。